ここのところ寒暖の差が激しく、まだまだ体調を崩しやすい気候ではあるものの、確実に春はやってきている。
当然、花粉も真っ盛りのはず。。
だが嬉しい誤算で、私は花粉症とさよならできそうなのだ。
体を温めるという目的で、漢方の葛根湯を処方されるようになった。飲み始めたのは1月。朝と夜の2回、食前に飲む。
苦くてまずくて飲みづらくって、最初は「漢方なんてあてになんのかなぁ〜、寒かったらどうしたって冷えるんだから、飲む意味あんのかな?」とあまり期待していなかったのだ。
ところが、気が付いた時には、花粉症の症状がほとんどなくなっていた。
もともとそんなにひどい方ではなかったが、目が痒くて毎日数回目薬をさし、コンタクトができない事も度々あった。くしゃみが連発して、鼻水も気がつかないうちに垂れていた。 そんな状態だったのが、目のかゆみはいっさいなくなり、くしゃみは時々出るが、鼻水も普段と変わらない量しか出ない。
え?まさか、漢方?
だが、去年と違うところといえば、葛根湯を飲んでることくらいしか思い浮かばない。
診察日がやってきたので、先生に「あのぅ、葛根湯って花粉症とかにも効くんですか?」とおそるおそる聞いてみた。 すると、「リンパ(だったかな?)の流れをよくし、体質改善の為でもあるので、アレルギーがなくなり花粉症が治ったという事例はたくさんあります」と。私は嬉しくて「先生!私、漢方が効いてるんですね!?」と言うと、先生も「そういうことになりますね^^」と嬉しそうだった。
さらに薬局のお兄さんも「葛根湯いかがですか?」と聞いてくれたので「なんか花粉症がなくなったっぽいんです」と答えると「体質改善につながりますからね、飲むのをやめてももう花粉症に悩まされることはなくなるかもしれません」とダメ押ししてくれた。
やるな、漢方!
今では、「今度はどんな効果が現われるかな」なんてかなりの漢方信者になってしまった。
もし、私が花粉症じゃなくて、ただ漢方を飲みつづけていたら、きっと今でも「これ飲む意味あんのかな?」と思い、いつか先生に「効果が感じられないので止めたいんですけど」と言っていたかもしれない。
どうしても、目に見えるものだけを信じてしまいがちだが、たとえ目に見えなくても信じてみる。漢方はそんなことまで私に教えてくれたのだ。