2005年12月27日

30年後

本当に最近よく“熟年離婚”という言葉を耳にするようになった。
ドラマでもその手のものがやっていたが、実際はあんなに綺麗な話ではない。
私の目の前に、熟年離婚寸前のサンプルがいるので、私にはよーくわかるのだ。

定年退職を迎えた夫を持つ奥さんの、実に8割が“夫在宅ストレス症候群”にかかっているか、またはその予備軍であるという。
奥様族は、神経性胃炎で苦しんだり、自律神経をやられてしまって体中に変調をきたしているそうだ。その対処法は、自分の世界を持ち、なるべく夫に目がいかないようにするしかないという。

我が両親の場合、母が無類のゴルフ好きで外出が多いので、母の体調が悪くなるというところまでは行っていないが、さすがに、無趣味でゴロゴロしていて言い訳を繰り返す父にはむかつくらしく、時々大声で怒鳴っては、ストレスを発散している。

父は、そんな母の小言から逃れる為に、スナック通いをはじめた。
私は、それはそれで出かけるからいいだろうと思っていたのだが、限度というものがあるだろう。父は、今迄我慢してきたのが爆発したかのように、ベロベロになって帰ってくることが多くなった。

先日も犬の布団を横取りして、玄関で大の字で寝ていた。可哀想なラン・・。
それだけならまだしも、夜中だろうが早朝だろうが、帰ってくるとものすごく大きな音を立てるので、私も母も目が覚めてしまう。私もそれだけは勘弁して欲しいと思っていた。

そのことをずっとイライラしながら我慢していた母は、「いつか酔っ払いを階段から突き落とす」だの「アイアンで頭をぶち割る」だの言っていたので、私は「階段から突き落として中途半端に入院されても困るし、アイアンで殴ったら殺人犯になっちゃう。いずれにしてもママにとってあまり得策とは思えないけど・・。」というと「でも、いつかやりそう・・。」と真剣な顔で言うので、私は「その時は、履いてるスリッパをぬいで、それで頭殴ってやれば?」と言っておいた。

ある早朝の4時、物凄い音で目を覚ますと、父のご帰還である。
壁にぶつかりながら、階段を踏み外しながらの移動なので、とってもうるさい。
ついにキレてしまった母。なにやら大声で文句を言っている。おもしろそうなので見に行こうかと思ったが、寒いのでそのまま布団にくるまっていたら、また眠ってしまった。

そろそろ起きようかと私が思っていると、母がニコニコしながら部屋に入ってきた。「あのクソ親父、うるさいから怒鳴りつけてやったら、酔っ払いのくせに言い訳しやがって。腹の底からむかついたから、言われたようにスリッパで頭3発殴ってやった」という。「きゃはは、で、酔っ払いはどうしたの?」と私がきくと、「酔っ払ってても自分の頭守ろうとすんのよ」と意外に冷静に観察していた母。続けて「本当は素手でひっぱたいてやろうと思ったけど、あのうすらハゲに直接触るのは気持ち悪いから、あんたに言われたとおりスリッパにしておいた」そうだ。
見に行っておけばよかった。。

こんなことを、いつも繰り返している二人だが、この二人、離婚しないと思う。
なぜなら、二人とも変な、本当に変なところで優しく、家族の絆を壊せないようなのだ。だから、私も安心して二人の喧嘩をみていられるのである。

熟年離婚に至った多くの夫婦は、夫がサラリーマンで仕事一筋。家庭を顧みず、子育てに協力がなく、夫婦の会話も殆どなかった、というタイプだそうだ。

それとは逆に、二人でお店などを切り盛りし、苦労を共にし、やっと楽な暮らしができるようになったという夫婦二人の場合は、夫婦仲はよいが、遊ぶお金が持てるようになったが為に、夫が浮気に走ってしまうという。だが奥さんは、旦那さんに愛情がある。“二人三脚で辛い日々を乗り越えてきた”という気持ちがあるからだ。そして、二人で静かに老後を送りたいと切に願っている。なのに、夫は浮気。
奥さんは、三行半を突きつける代わりに、旦那を取り戻して理想の老夫婦になるべく躍起になるという。

どちらのパターンも極端な例だと思うが、こうやって書き並べてみると、男性陣に問題があるように思えてしまう。だが、実際は喧嘩両成敗だ。女性側にも何らかの問題はあるのだろう。

それにしても、未婚の私にとっては夢のない話である。
夫在宅ストレス症候群になるのも嫌だし、浮気問題で悩まされるのもごめんだ。

一体、私の30年後はどうなっているのだろうか・・?

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探偵と言う職業(生き方)を選ぶ人と言うのは、どんな人が多いと思われますか? 先日...
探偵になる人々【探偵 浮気調査】at 2005年12月28日 10:48
この記事へのコメント
家も かなりお互い、文句言い合ってるけど 離婚しないだろうな〜〜
私は、父派なのですが 年末になると。。。これまた母に似ている妹が帰ってきて。。。
私と父は、きっと眉間に皺ができている。。。
Posted by はなもぐ at 2005年12月27日 16:11
専業主婦であっても、女性として社会とつながっていく方法が
増えてきたからかなー。

ネットだって、お稽古事だって、ものすごく身近にできるし。
みんな自立してエンジョイしてるんだ。
いいことだと思うよ。
でもどんどんindividualistが家庭内でも増えて組んだろうな。
その結果、企業に属して与えられたノルマを昇華していくことだけで
生きてきたお父さんたちのことが、すごーく、つまんなくて
ウザくみえちゃうのかも。
Posted by lumina at 2005年12月27日 16:58
はなもぐさんへ
文句を言い合えるっていうのも一つのコミュニケーションなんでしょうね。
言いたくても言えない、とかそういう関係が一番よくないのじゃないかと思いました。
年末っていろんな意味で大変ですよね。。
Posted by yukiko at 2005年12月27日 17:47
luminaさんへ
そうですね。。
お父さん達が知らない間に、お母さん達は自分の世界を作り、精神的に自立しちゃってる。それに比べてお父さん達は、会社にベッタリだったから、それがなくなった時、どうしていいかわかんなくなっちゃうのでしょうね。

長い間、通勤地獄にもまれ、一生懸命働いて私たちを育ててくれたっていうことはとってもよくわかってて感謝してるんだけど、長い間何もせず、ゴロゴロしている父をみるとそんな気持ち忘れちゃって、うざいと思ってしまう私です。。
Posted by yukiko at 2005年12月27日 17:54
家はまさしく熟年離婚しかけてます(´Д`。)グスン
でも、その方がお互い幸せになれると思ってあたしは賛成なんですけど。。

まぁ、そうならないためにも、感謝の心を忘れない事と、
相手が9割悪くても、残りの1割を素直に謝れる人に、
なりたいものです(´ω`*)ネー
Posted by ぶたまん at 2005年12月27日 20:03
うちは子どもたちが手を離れて、
父親が身体壊してリタイアしてから、
なんか母親が生き生きしてますよ。
「恐い人」だった父が弱くなったから、
母は逆にラクになったみたいなんです。

ま、子どもたちはそれぞれ好き勝手に
親のこと気にしないで生きてるんですけど^^;
Posted by まぷ at 2005年12月27日 20:30
ぶたまんさんへ
うちも何度もそういう危機があったと思います。
その時は、私も悲しいけれど、お互いが幸せになるのならと賛成してました。
>相手が9割悪くても、残りの1割を素直に謝れる人に、
なりたいものです(´ω`*)ネー
素敵☆
ほんとにそうですね。100%押し付けないようにしないと、ね。。
Posted by yukiko at 2005年12月27日 23:12
まぷさんへ
お母さんにとってはずっといろんなこと我慢してたのかもしれませんね。。
とにかく、元気でいてくれれば子供としてはそれでよし、ですよね☆
Posted by yukiko at 2005年12月27日 23:13
うちの両親は昔から共働きなのですが、母は自分で美容院をやっており父は個人経営の所で働いているので2人共定年は自由です。
65歳も過ぎて、父は「退職してのんびりしたい」と言うのに母は「家に一日中居て何すんの。体が動くうちは働くべき」と厳しいです(^^;)
母は仕事が生き甲斐の人ですが私はどちらかというと父寄り。のんびりしたい気持ちわかる!と思うのですが母曰く「ボケる」(笑)の一言に何も言えない・・ゴメンお父さん。珍しいパターンの夫婦なのかな?

自分達の30年後・・旦那さんが退職したら、私は病気持ちを理由にサボりまくりだと思います(^^)でもちゃんと年金もらえるかな?夫在宅ストレスや浮気よりそっちが心配です〜。
Posted by かつみ at 2005年12月27日 23:29
かつみさんへ
定年が自由なお仕事っていいですね。
私もそういう仕事につきたいなぁ。。

それにしてもさすがかつみさん。
夫在宅ストレス症候群や浮気に悩む奥様は、ある意味余裕がある暮らしってことですよね。
私も年金もらえるかが一番心配になってきた〜
Posted by yukiko at 2005年12月28日 10:58
我が両親も別れそうで別れない(笑)忍耐強いとゆうのかなぁ。
二人のような夫婦には絶対になりたくないという素晴らしい【反面教師】になってくれました!いつか結婚したら、反面教師を生かしたいと思います☆

でも、結婚よりも子供が欲しいなぁ。6ヶ月の甥っ子を見るたびにそう思います。

Posted by ハム太郎 at 2005年12月28日 11:16
ハムちゃんへ
私達家族関係も似ているみたいだわ。。
私の両親も素晴らしい反面教師です★
ああなりたくないとかたくなに思っていたせいで婚期が遅れたと
母に文句を言っていますが、文句を言うより、反面教師を生かす道を考えた方がいいですね。

子供が欲しいって言うの、とってもよくわかります。
姉の子供とはなかなか遠くて会えないのですが、物凄く可愛い。
まぁ、おいしいとこどりっていうのもあるのでしょうが、可愛いですよね。。

あと、夕べ、ランが私の腕の中ですやすや寝息をたてて寝ているのを見てたら、なんともいえなく愛しくて、子供だったらもっと可愛いのかな?なんて思ったりしました。でも、実際自分にそっくりなひねくれた子供が出てきたらどうしよう・・・。
Posted by yukiko at 2005年12月28日 11:21