2005年11月30日

本当にあった怖い話

私は、物心ついたときから今までずっと同じ土地に住んでいる。
ここはもともと母方の祖母の土地で、そこに父が2回家を建てた。祖母が亡くなると、土地は母名義になった。建物の名義は父である。二人が喧嘩をすると、母は「うち持って出ていけ!」と父によく言う。言われた父は無言だ。土地を持ってる女は強い。

最初の家は、今よりずっと小さくて不恰好だった。だが、ちょっとした中庭があった。そこには大きな柿の木があり、犬がいて、そしてプレハブ小屋があった。このプレハブ小屋が私達3人の子供の部屋で、金魚がいたり、インコを放し飼いにしたり、子供の遊び場としてはとても良い環境だったと思う。だが、母屋に行くには一旦外に出なければならないので、夜はトイレに行くのが怖かったが、ドアを開けると犬がいてくれたので、私はそのおかげで勇気を出してトイレに行くことができた。

やがて私達が大きくなり、私が15歳の時に、その家を壊して建て直す事になった。
その時、ある宗教を熱心に信仰していた祖母が「家を建て替える時期は慎重に選ばないと良くないことが起こる」と強く言い、祖母が通っていた会の偉い人に、どの時期が一番いいのか見てもらうことになった。私は確か祖母と母と一緒にその場へ行ったように記憶しているが、話の内容は殆ど覚えていない。

そして、新しい家が完成した。
新しい家は、当時にしてはモダンな家だったと思う。真っ白い壁に深緑色の屋根。天窓がついていて、一見すると3階建てに思えるような立派な家だった。母が建築士の人と何度も打ち合わせをしたという。今でこそ普通になりつつある、カウンターキッチンになっていたり、出窓がたくさんあったりと一歩先行く家だった。千葉テレビが取材に来て、我が家が番組で紹介された程だ。その映像は今はないが、私は、わざとらしく机に向かって勉強をしているフリをさせられたのを覚えている。

前の家を壊す時、私はものすごく寂しくて、涙が出そうになるのをぐっとこらえた。だが、新しい家を見た瞬間、嬉しくて嬉しくてその悲しい気持ちはさーっとどこかへいってしまった。だが、今、昔の家の写真を見ると、本当に平和で、子供子供していた時代を思い出し、今の家よりたくさんの思い出があるように思う。

新しい家は快適だった。
明るくて広くてトイレに行くのも怖くない。
しばらくの間は目を覚ますと、自分がどこにいるのかわからないことがあった。
その度に“あぁ、新しい家にいるんだ”と実感したものだ。

ようやく新しい家に馴染んできた頃、弟がサッカーで足を骨折してしまった。だが手術することもなく、ギブスをはめて、しばらく松葉杖をついての生活になった。やがて、そのギブスもとれ、やっと医者から運動許可が出たその日、なんと、弟はまた逆の足を骨折してしまったのだ。こんなことってよくあることなのか?なんだか私は怖くなった。そして、あ!とあの時の事を思い出した。そして母に「そういえば、家を建て替える前、おばあちゃんと一緒に占い師みたいな人のところに行ったよね?あの時なんて言われたの?」と聞いた。すると、母は淡々と話し始めた。

その占い師によると、その年に家を建て替えると、どの時期を選んでも家族の誰かが怪我や病気になると言う。だが、その中でも最も軽く済むのは弟が引っかかる時で、それ以外を選ぶともっと大変なことになると言われたそうだ。仕方がない、その時期に建てかえるしかないだろうと決断し、弟がひっかかる時期に家を建てかえることにしたという。・・弟が続けて2回も骨折したのは、予言どおりだったということか・・?

そして、私が大学受験を終え、結果待ちをしていると、なんと滑り止めの不合格通知が最初に届いてしまったのだ。もうダメだと悲嘆にくれていると、どこからか白い犬が現れて、うちのロッキーを連れてどこかへ行ってしまったのだ。その翌日、本命の合格を知らせる電報が届いた。だが、ロッキーはそれから二度と家に戻ってくることはなかった。母は言った。「そういえば、あんたは犬に守られてるって言われたっけ」「・・。」

そして母はもう一つ私に関わる重大な話をし始めた。
当時、私は思春期真っ盛りで、父が大嫌いで一言も父とは話をしない子供だった。母はそれが心配で、その占い師に相談したと言う。すると、占い師はにっこり笑って「大丈夫、何も心配はいりません。やがてこの子が一番のお父さんの理解者となり、面倒を見ることになるでしょう」といわれたと言うのだ。それで安心したと。

その話を聞いたとき、私はそんなこと全く信じなかった。
その時だって、まだ私は父とは良い関係を築いていなかったし、私が父の理解者になる?そんなこととてもありえないように思えた。

だが、今はどうだろう?
あれだけ父が目をかけていた姉は「財産も何にもいらな〜い。、その代わり、老人達の面倒はよろしくね〜♪」と言い残してスイス人になってしまい、長男である弟は、さっさと家を出てマンションを買い、独立している。老人達と暮らしているのは私だけだ。

そして母は、リタイヤした後何もせず、理屈ばかりこね回し、ただゴロゴロしている父を疎ましく思い「時々、本気で階段から突き落とそうかと思う」と言ったり、「アイアンで頭をかち割りたい」と言ったりする。そして「私はあの人の面倒みるつもりさらさらないからね」と私に宣言するのだ。そんなこと私に言われたって・・。

私は、母のイライラする気持ちもわかる。だが、それと同時に父の気持ちもよくわかるのだ。おそらく今は、家族の中で誰よりも私が父のことを理解しているのではないかと思う。なぜなら、悲しいかな私が一番父に似ているからだ。
このままいくと、予言どおり私がこの家で父の面倒を見ることになるのだろうか・・?

20年以上の時を経て、あんなに素敵だった我が家も、今は随分古ぼけた家になってしまった。手入れの行き届いていない、老人が住む家だとすぐにわかってしまう。時々、怪しいおじさんが来ては「屋根、危ないでしょう。無料で見積もりだしますよ」などといいに来る。その度に「あ〜、うちはお金ないから、いらない、いらない」と言い追い返す母を見て、“母ちゃん、その調子で親父の面倒を頼む”と願わずにはいられない。

私の今の一番の願いは、母が長生きすることである。

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ありがとうございました!!

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この記事へのコメント
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Posted by ご近所さんを探せ at 2005年11月30日 06:59
どこの親も一緒だよ〜〜
うちも お互いが、ぶつぶつ言い合っている・・・

そういえば・・・家も 母が、ずっと昔 そういう人に見てもらった時に、うちの両親は 妹に見てもらうようになるって言われたらしいけど・・・今の状況を見ている限り・・・私になるような気が・・・
Posted by はなもぐ at 2005年11月30日 12:24
熟年離婚という言葉がこれだけ飛び交っているのだから、私達世代の親は、こんな感じの夫婦多いのかもしれませんね。。

え?妹さんって言われたけど、はなもぐさんっぽい?
ってことは、私って言われたけど、私じゃない可能性もあるわけだ♪
な〜んて、世話になった両親に対して、こんな反応はいけません。でも。。
Posted by yukiko at 2005年11月30日 12:29
20年の時を経て予言が当たってるなんて、すごいですね。
その方、紹介してほしいくらいですわ〜

私も父とは仲がよろしくなかったのですが、今年、母がガンで亡くなってしまい、一人になったので、(仕方なく?)話相手になったりしてます。
最近までの事を恨んでもいるのですが、まあだいぶ丸くなった父を目の前に
ガーガー言うのもなあと思い、車で40分くらいのところに住んでいるので
時々は行くようにしています。
ただ、非常に負の感情の多い人なので、あまり居続けると精神上よろしくないので、回数行って、速く切り上げようと思ってしまいます。
なんにしても、親が老けるのは困るアンド寂しいですね。
って、私も同様に年くって行ってるわけですが・・・
Posted by しょうしょう at 2005年11月30日 12:36
しょうしょうさんへ
そうなんです。私も、これからのことをその人に見てもらいたいなと思ったのですが、仏様になられたようです。。

あぁ、よくわかります。
うちも同じ。以前はシャキっとし、俺様だった父が、だいぶ丸くなり、それを通り越して負の感情ばかり毎日口にしています。話し相手になってあげないと、とは思いつつ、一緒にいると私の精神までおかされてしまいそうなので、私もなるべく用件だけ伝えるようになってしまっています。
ホント、親が老けていくのを目の当たりにするって寂しいですね。。
Posted by yukiko at 2005年11月30日 12:52
なんだかyukikoさんと似ている所が多くって、ますますファンになってきています!
やっぱ、同年代ですね。この年ならではの悩みってのも増えてきますね。
30代にならなければわからない世の中の事っていっぱいあるなあと今思ってます。40代はまた新たな世界が待っているのか!
うちは父は昔から負のオーラ出しまくりで、かなり影響受けちゃってるんで、今、身体から抜かねばとがんばってるところです。
Posted by しょうしょう at 2005年11月30日 13:39
しょうしょうさんへ
そうですね、年齢と共に悩みって変わってくるものなんですね。。
20代とは全然違うし、きっと40代になるとまた違う悩みが出てくるのでしょう。どんと来い!な〜んて、ホントはあんまり悩みたくないっ!
幸せの伝染は大歓迎だけど、負はうつって欲しくないですよね。
しょうしょうさんが、影響を受けてるって認識されてるってことは、もう身体から抜けてますよ☆
Posted by yukiko at 2005年11月30日 15:46
☆グッド・ドッグ・イーブニング〜☆

yukikoさんへ。。。。
父が、抜けるような青空の初夏の日に亡くなってから1年半が経ちました。
ワタシは末っ子なので、同級生の親としてはやや高齢でした。
俺様タイプではなくって、地味で無口な学者風のヒトでした。。(with遠い目&少々涙目)
街中や地下鉄の中などで、父の面影を映し出すような風情の方を見かけると今でもこみ上げてきます。何度も振り返ったりします。
『親は生きていて当たり前』『父に可愛がられて当然』と何十年も信じて疑わなかった傲慢なムスメは父の死後やっとオトナになれました。。

お元気で、まだまだヤング?なyukikoさんのお父様のようですね〜。。
俺様男性は、一転して「俺なんか・・」と少々自虐的になる傾向が強いかもね・・。
せめて、俺クン。とか俺チャン。って、可愛いのを目指せばよろしいのに☆

Posted by 雪国ショコラ at 2005年11月30日 18:42
おひさでつ(´Д`)
ワタシも昔住んでた家を建て替える時に、大泣きした記憶あります(・_・;)
なんつ〜か…言い表わせない淋しさですよね。。
相変わらずブログ賑やかでいらっしゃって何よりですね(>▽<)
ワタシもアヤカリタイです(笑)
また良かったら来てにゃん↓           【http://blog.livedoor.jp/katsuhiro19830107/】
Posted by ムーちゃん at 2005年11月30日 21:26
雪国ショコラさんへ
素敵なお父様ですね。。
なんとなく雪国ショコラさんは愛情を注がれて育ったんだろうなと勝手ながら思っていました。やっぱり!という感じです。
何度も振り返るショコラさんをお父さんは心配してますよ。
前を向いて歩きなさい、チョコレートを食べたら歯を磨きなさいって★

いやぁ、うちの父もめっきり年をとりました。
手足がおぼつかないんです。よく転ぶようになって・・。
確かに自虐的になってる感じ。。
でも、可愛いのを目指してるっぽくて、ちょっと気持ち悪い。。
甘えられたりすると、ずっと俺様のままでいてくれた方が良かったのにと思ってしまいます。そうだったらそうでまたむかついちゃうんだろうけど・・。
Posted by yukiko at 2005年11月30日 23:09
ムーちゃんへ
おひさ☆
そうね〜、ほんとなんともいえない気持ちになったのを今でも覚えています。今の家もそういう時が来るのかな?何に対しても「お別れ」て寂しいですね。。でも、その先には「出会い」があるんだけど。。
ムーちゃんにあやかってちょっぴり詩的になっちゃったわ★
Posted by yukiko at 2005年11月30日 23:11
☆yukikoワンワン→犬に守られているんですってねっ!?どうしよ〜。しばらくはまだワンでいるかっ☆

父は、ちっとも素敵ではなかったがぁぁぁ。と、また回想。無口っていうのは一緒に暮らしていると楽だったかもしれない。淡々としていた。。
その代わり、褒められたり、感激されたり、ってこともなかったわよん。
母が真面目〜な教育ママだったから結構抑圧されていたような気がする、子供の頃は。だから余計にアッサリ系の父よりだったのかもね。

ず〜〜っと一緒に暮らしているうちに、いつのまにか親子の役割が逆転しちゃったのかな??
甘えたがるお父様。。それを煙たがるyukikoさん。。なげやり宣言のお母様。。
・・・って、何だか「笑いと、ちょいセツナイ家族物語」byランって感じダぞ!
ランの目やには、花柄のガーゼでとってくれたまえ!前も向いて歩くワン!励ましアリガトワン☆

Posted by 雪国ショコラ at 2005年11月30日 23:53
雪国ショコラさんへ
そうそう、私犬に守られてるんだった。
雪国ショコラさんにはいましばらく犬でいてもらおう☆

教育ママと穏やかなパパで調和が取れたご両親だったわけですね。。
うちの親父はずーっと一人で自分の話ばかりしています。助けて〜・・。

この年になると、本当に親子の役割が逆転しつつあるのを実感します。
細かい書類モノはすべて私が目を通したり、電話回線については私が出て行かなくちゃならなかったり・・。どこの家もそうなのでしょうね。
とりあえず、母ちゃんだけは好きなことやって、言って、幸せそうです☆

ランはじーっとうっとり目をつぶり、目やにをとってもらうの。
その顔が見たくて毎日せっせと目やに取りをする私です。。
Posted by yukiko at 2005年12月01日 02:31