2005年07月28日

ひよこちゃんを守る・2

私がまだ18歳だった頃、友人に、伊豆の海岸へ2泊3日で旅行へ行かないかと誘われた。メンバーを聞いて私はちょっと不安になった。なぜなら、彼女達と私とは、ほんのちょっぴりだけど、“何かが違う”友人達だったからだ。だが一人だけ、その“違う何か”を共有できる友人が参加すると聞いたので、海が大好きな私は行くことに決めた。

だが、当日の朝、その大事な友人は体調を崩し、来れなくなってしまったのだ。私はその時からなんとなくこの旅行には何かが起こる・・。そんな不安に襲われた。5人は奇数。バスの席を決めるのにじゃんけんをした。私が負け、一人でバスの席に座り、数時間を過ごすこととなった。じゃんけんをする前から、なんとなく「負けそう」そう思っていた。そういう時の勝負は必ず負けるものだ。

だが、海へ着くとモヤモヤした気持ちなどどこかへ吹き飛んでしまった。見事な青い空、白い砂浜、皆、太陽をいっぱい浴び、真夏の海を思い切り楽しんだ。太陽が沈み、興奮冷めやらぬまま部屋に着き、夕食を終えると、皆で海岸で花火をした。私は花火も大好きだ。私達5人は本当に子供のようにきやーきゃーいいながら花火を楽しんだ。

だが、そこへ5人組の男の子がやってきた。そう、ナンパである。
私はそういうのが苦手で早く部屋に戻りたかった。だが、他の4人はノリノリだ。当時の私は、はっきりと「私は部屋に戻る」とは言えず、気分が悪いまま彼らと行動を共にすることになった。そこまではいいだろう。全員一緒だからだ。だが、その後事態は一変した。

彼ら5人は3台の車で来ていた。普通の乗用車2台と2シーター1台。分乗してドライブに行こうと提案してきたのである。男も女も2・2・1に分れることになった。不安がよぎった。またじゃんけんだ。グー・チョキ・パーで3つに分ける。予感は的中。私は見事に1対1で車に乗る羽目になってしまったのだ。

土地勘のない伊豆、暗い山道、携帯電話などない時代だ。
私はもの凄く怖かった。彼は、私の硬直した態度で何かを感じ取ったのか、「バッティングセンターへ行こうか?」と言った。私は少しほっとして、黙って頷いた。体育会系の私でも、知らない人とのバッティングセンターは、ちっとも楽しくない。頭の中は一秒でも早く部屋に帰りたい。そればかりだった。

しばらくして私は、思い切って「なんか気分が悪い・・。もう帰りたい。部屋に送ってください。」と頼んでみた。すると彼は「大丈夫?」と心配そうな顔をし、部屋まで送ってくれることになった。私はほっとした。確実に車は宿を目指していたのだ。やっと宿に着き、「ありがとう」と言って私はそそくさと入り口に向かって歩きだした。

だが、その時、後ろから足音がして、いきなり腕をつかまれた。まだ玄関までは遠い。辺りは真っ暗だ。心臓が止まりそうになった。彼は力いっぱい私を抱きしめ、ちゅーをしようとした。私は懸命に抵抗しようとした。だが、顔をそらし、小さい声で「やめて」と言うのが精一杯だったのだ。だが、彼は、無理強いはしなかった。彼の力が抜けた瞬間、私は宿を目指して走り出し、事なきを得た。

私は、なんて愚かなことをしたのだろうか。
自分の意思をはっきり告げず、流れに任せて、自ら危険に飛び込んだのだ。たまたまラッキーだっただけで、何が起こってもおかしくない状況だった。知らない人の車に乗る事など、絶対あってはならないことだ。これは本当に恥ずかしい体験である。例え友人達の機嫌を損ねたとしても、おかしいと思ったことは、きちんと断る。自分の身は自分で守るしかないのだ。

今の世の中残念ながら、もっともっと危険がたくさん潜んでいる。
夏休みは開放的な気分になる。だが、ほんのちょっとの気の緩みが取り返しのつかないことになってしまう。

ひよこちゃんの身も心も綺麗な宝物だ。
ずっとずっと宝物でいて欲しい。

No!と言えるひよこちゃんはかっこいいぞ。

落ちてきちゃった、ランキング。
何もかもが熱い!!25位以内キープ目指してがんばります☆

この記事へのコメント
よくぞ、無事にといいたいです。

ほんと、最近のニュースを見ていても

自業自得だろう?と思うことが多々あります。

でも、ほんと無事で何よりでした^^
Posted by 植木屋の恋愛事情・株式上場2005 at 2005年07月28日 13:45
植木屋さんへ
ホントに恥ずかしい限りです。
未然に防げる事故・事件ってたくさんありますよね。
無事だったことはほんとに奇跡だったと思います。
このこっぱずかしい体験談を読んで、「私は絶対そんなことしない」と多くの人に思ってもらえたら嬉しいです。
Posted by yukiko at 2005年07月28日 14:19
本当に良かったね。良かった。
最近ではそのようなことが当たり前のようになり
普通(?)の女の子でさえ異常だとか非常事態だとかに
思わなくなってきているのではないだろうか?

実際は大変なことなんだ!人権を侵害している!女性を冒涜している!
オジサンは二人の娘を持つ父親なので特にそのように思うのかもしれません。
ただ、男達には悲しいかな雄のDNAとい奴が存在して種を守っているようです。
言い換えれば、女性達もいい遺伝子、種を残してゆくためにも強い雌として行動することも必要ではないでしょうか?

yukikoさんの人間としてそして女性としてのプライドのためと大切な人の為に自己主張をしましょう。
しかし、彼の前では、・・・・。
頑張って!
Posted by 棟梁 at 2005年07月28日 14:59
棟梁さんへ
はい!人間として女性として、そして大切な人のために自己主張していきますっ!彼の前でも・・・!?
強い雌として、良いDNAを持った雄を嗅ぎ分けるべく嗅覚を養いますっ!
なんか私も棟梁さんの娘になった気分、パパ。。。
Posted by yukiko at 2005年07月28日 17:12
こんばんは〜

訪問ありがとうございます。
負け犬さくらです。

yukikoさん無事で本当に良かった!
ところで一緒に旅行した仲間の方は無事だったんでしょうか?

若いとき旅先で気持ちが高ぶってるところへ、ナンパしてきたらついて行ってしまう気持ちもわからなくはないです。
今となれば危険なんだと言うことはわかりますが、若い頃は色々な経験が
少ないですから、判断出来ないのかなとも思います。
こうしてyukikoさんのようにブログで警告するのはいい事だと思いますよ。
Posted by さくら at 2005年07月28日 23:58
さくらさんへ
コメントバックありがとうございます!
一緒に旅行した友人は、なんと偶然途中で合流し皆でカラオケして帰ってきたそうです。。あぁぁ・・。本当に反面教師としてコレを見て貰えれば幸いです。ところでさくらさん、また自分で負け犬って言ってる・・。
Posted by yukiko at 2005年07月29日 00:04
(ノ゚ο゚)ノ おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜
よくぞ無事に帰れた。良かった。良かった。
ちょっとハラハラしましたよぉ。
でも、そのときの何となく断りにくい雰囲気わかるんだよね〜
私もyukiko姫とそっくりな体験しましたよ。しかし、私は1人でさっさと逃げ帰りました。友人にはあとで「あんたってお堅いね〜」とか「ガンコだよね〜」などと評されたけど、何かあったら困るのは自分なのよね。深夜に男性にナンパされて車に乗り込んだ友人2名。終電で1人帰った私。なんで私がお堅いと言われなきゃならないのだ。
その友人達がレイプもされず、無事に帰りつけたのは奇跡かもしれないんだぞ、とあとでこっそり思ったけど口にはしなかった。


Posted by ナナ at 2005年07月29日 07:23
ナナっちへ
ナナっちはさすがです。。
私は普段そうできるのに、なぜかあの時できなかった。
やっぱりそれは旅先だったっていうのもあったのかな・・?
だとしても本当にしてはいけないことをしました。
無事に帰れたのは、きっとその男の子が悪い人じゃなかったからだと思います。これは奇跡、と思わなくちゃね。。
Posted by yukiko at 2005年07月29日 09:32
はじめまして。
突然のコメント失礼します。
Pink!Pink!Pink!というサイトの管理をしております、田中といいます。
この度、恋愛専門のブログランキングサイトを立ち上げ、登録者探しをしていたところ、このBlogが目に付いたので、失礼かと思いましたがコメントさせていただきました。
つまりは、ランキングサイトに参加しませんか?というお誘いです。ごめんなさい。
決して怪しいサイトではありませんので(説得力不足ですが)、是非1度覗きにきてみてください。
さらに退会も簡単なので、もし宜しければですが、試しに登録していただけたりすると嬉しすぎて飛び上がっちゃいます。
よろしくお願いします。
突然、失礼しました。田中でした。
Pink!Pink!Pink! http://pinkx3.com
Posted by 田中 at 2005年07月29日 17:00