2005年05月24日

性癖

最近でも、年上女+年下男のカップルは話題にのぼり、その数が増えたおかげで、そんなに驚かれることもなくなってきたが、それがどうした、私はもう22年も前から年下一筋である。

私が最初に年下の男の子を意識するようになったのは、中学時代に遡る。ほのかな恋心を抱いた相手は、一つ年下の男の子で、話したことは一度も無かったが、醸し出す雰囲気が好きで、気が付くといつも目で追っていた。高校生になってからも、好きになったのはやはり一つ下の男の子。彼とも一言も話すことなく卒業してしまったが、今でも鮮明に顔を覚えている。

社会に出て、“学年”という枠がなくなり、相手が何歳かわからなくても、自然と選ぶ相手は年下だった。さらに、自分が年を取ればとるほど、相手との年齢差は大きくなっていき、1歳差から始まったものが、最大8歳差まで広がってきている。この間、一度たりとも年上をいいと思ったことが無い。

なんでだろう?ちょっと考えてみた。
私は相手が年上だとめっぽう点数がからくなる。
「年上なのにどうしてxxx」という目で見てしまうからだ。それに引き換え相手が年下だと「そうだよな、まだ若いんだしわからなくても仕方が無いか」と許せてしまうのだ。愛とは“許し”だ。なるほど、そういうことか。。。

だが、ここには大きな落とし穴があった。
若い男の子は時に“年上の女”に興味を示すことがある。まだ知らない“年上の女”に過大評価で臨んできたことだろう。ところが私は、別に世話好きでもなければ、元々心が狭い上、わがまま放題。“年上のいい女”の要素はまるで持ち合わせていない。若い彼らは私を“許し”てはくれなかった。許すのは私だけだったのである。。

私が26歳の時、4つ下の彼がいた。当時は4つ年下というのは結構珍しい時代で、彼の友人に紹介されても自分の年齢を言うのが嫌だったのを覚えている。

ある日、彼の実家近くのお寿司屋さんに連れて行ってもらった。そこには彼の知り合いがゴロゴロいて、酔っ払った親戚のおじさんが私に向かってするどい突っ込みを入れた。「彼女、年上でしょ」と。私は普通に「はい」と答えると、そのおじさんは「幾つ上?」としつこく聞いてきた。なんとなく口ごもっていると、急いで彼が「ひとつ」と答えた。その時私は何も言えなかった。お店を出て二人になっても、何日経っても、「なんで嘘ついたの?」とは聞けなかった。何を聞く必要があるだろう。彼は4つも年上の女と付き合っている事を隠したかったのだ。私自身も感じていたことではないか。そのことが直接の原因ではなかったが、彼とは結局うまく行かなかった。

私はなんて愚かだったのだろうと、今は思う。
どうして年上であることを卑下する必要があるだろうか?
年を取ればそれだけ人間として深みが増す。そりゃピチピチでもなければ素直さもなくなってるが、それを上回る素晴らしいものを幾つも持っているではないか。

相手を許し相手から許されるのであれば、年がどうだろうと関係ない。だが、自分が年上であることを卑下させるような相手だったら、その相手は本物ではないということだ。

彼が幾つも年下だと、今は経済的に苦しいかもしれないが、人生は長い。自分が年をとっても相手はまだ働ける。今流行の熟年離婚は回避できるし、女の方が寿命が7歳長いという。なら看取ってもらって先にあの世へ行けるではないか?なんて幸せな最期だろう。

私はそのことを15歳の時から既に知っていたに違いない。。

人気blogランキング



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/late_bloomer/22971468