2006年03月31日

言い訳

今日で三月も終わる。一年の4分の1が終わることになる。

OLをしていた頃は、一年の中で年度末にあたる三月が一番忙しかった。仕事をしている人の多くが、一年で一番忙しい月ではないだろうか。毎年毎年同じようにやってくる三月だったが、今年は、久しぶりに本当にのんびりとした三月を送ることができた。

これまで、三月=忙しいとしか思うことがなかったのだが、のんびり過ごしてみると、いろいろなことが見えてくるものである。この時期眠くなるというのを私は今年初めて知ったし、強風が吹き荒れることが多く、絶好のドライブ日和が意外と少ないということも知った。そして、三月が終わる頃になると、いろいろな花が咲き始め、本格的な春の到来がもうすぐそこまで来ていることを知らせてくれる月だということも知った。

そう、私の今年の三月はたくさん時間があったのである。
にも関わらず、あんなに高々と「宣誓」したのに、結局31日間で実行したのは、ほんの7日程…。

…ダイエットマシーン、ロディの結果報告である。
自分でも実は信じられないのだ。ロディは、風が吹こうが雨が降ろうがまったく関係ない場所にあり、乗る時間も充分すぎるほどあった。なのに、乗ることができなかったのである。なぜか?

よく考えてみたのだが、ロディの弱点は、“終わった後に爽快感が得られない”というところにあるのではなかろうか?

例えば、ウォーキングは結構続けたことがある。家の前のサイクリング道路を、一時間で6キロ歩くということを週末は必ずやっていた事があるのだ。景色を見ながらお天気が良い日に外を歩くのは気持ちがよく、終わった後もなんともいえない爽快感を得られる。と同時に“あ〜運動したな”という満足感も得られるのである。ところがロディにはこれがない。終わっても何も感じることが出来ないのである。…そんな無感動なこと続けられる…か?

かくして、私のロディは今もオブジェ化したままである。にも関わらず、私はちょっぴり体が締まってきちゃったのである。宣誓を書いた時には、はけなかったジーンズが入るようになってしまったのだ。えへへ、これは嬉しい誤算である。

食事制限をしたわけでもなく、ロディをやったわけでもない私の体が引き締まったワケは、どうやら仕事にあるらしい。私の仕事は走り回ることが多い。お昼休みに目一杯食べても、すぐにお腹が空くくらいの運動量がある。その上、意識的に、歩かず走るようにしていたことがよかったのか。腹筋がつき、トイレにいっても気合が入るようになった。

ということで、私のロディ大作戦は失敗に終わったのである。

そもそも、楽して痩せようなどという考え方自体が間違っているのだ。あのマシーンを使いこなすには、逆に強い意志をもっていないと続けられない。だが、強い意志を持った人は楽をしようなどとは思わないはずだ。よって、私のロディはオブジェ化してしまうのである。

まぁ、結局続けられなかったというワケで、私の意志は弱いということで、でも、体は引き締まってきたということで、私的にはめでたし、めでたし、である。


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2006年03月30日

結果発表

皆様に一票をお願いしていた日本ブログ大賞2006の結果が発表になりました。

皆様のおかげで、私のこのブログ<女の価値は自分で決める>がまさかの大賞受賞となりました!本当にありがとうございました。

と、ご報告できたらどんなによかったことか…。

力及ばず、女のおの字さえ発表記事にはありませんでした。
応援くださった皆様、申し訳ございません。。

けれど、私にとって、いただいたコメントはどれも心に沁みるものばかりで、日本ブログ大賞にエントリーしていただいて良かったと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、コツコツと私なりに精一杯(時には手を抜いて)書き続けていこうと思っています。どうぞお付き合いくださいませ。

本当にありがとうございました!!


こちらもいつも感謝の気持ちで一杯です。人気ブログランキング応援クリックありがとうございます☆
  
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2006年03月29日

試練

750ab965.jpgこういう顔をして眠っている時は、どこをどんなに触ってもランはされるがままだ。若い頃だったらまず考えられない。近寄っただけで目を覚ましていたはずである。

それが今は、顔を撫で回したり、足をさすったり、耳を触ったりしても、たまにジロっと睨まれることはあっても、体を起こすことはなくなってしまった。いじくりまわせるのは嬉しいが、やはり、寂しさの方が数倍強い。

ここ数日で、またガクッと足が弱くなった。
普通に歩いていてもよろけるし、思ったとおりのところへ足が動かないのか、壁にぶつかることも多くなった。それぐらいならまだ“あらあら、大丈夫?”と私も動揺せずにいられたのだが、夕べ、自力で水を飲めないことに気がつき、愕然としてしまった。

ホットカーペットの上で寝ているランは、喉が渇く。たくさん水を飲む。
だから、いつも水だけはかかさないよう気をつけていたのだが、最近、飲むことよりも足で蹴飛ばしてお皿をひっくり返すことが多くなっていた。最初のうちは、“もう、しょうがないなぁ”と思いながら、カーペットを拭き、また新しい水を入れていたのだが、夕べ、ランが水を飲みに行くのをよく見ていたら、飲もうとして顔を近づけると、後ろ足がふらふらして踏ん張れず、そのままお水入れの中に体ごと突っ込んでしまうことがわかった。もう、自力でで水が飲めないんだ…。

私は、言いようのない寂しさに見舞われて、涙がにじんで来た。
そして、しばらく呆然としてしまったが、はっと我に返り、急いで水を汲みにいった。

私は、どうしてもランが自分で水を飲んでいる姿が見たかったのだ。だから手を貸さずに様子を見ていたのだが、やはりダメだった。ランはさっきと同じように、踏ん張れずに水を飲むことはできず、皿をひっくり返してしまうだけだったのである。

私は泣くまいと思いながら、ランの口元に水を近づけて飲めるように手を貸した。すると、物凄い勢いで水を飲むラン。さっきから落ち着きがなかったのは、水が飲みたくて飲みたくて仕方がなかったからだろう。水を飲み終え、一息ついたランは、穏やかな顔をして、いつものように私のすぐ横で眠りに入ったのである。なぜ、もっと早く気がついてやれなかったのか…。

水が飲めなければ、食事も同じように自分で好きな時に食べることはできない。体が言うことをきかなくても食欲があるラン。彼女は言葉で訴えることができないが為に、不自由な思いをこれからしなければならないのである。

私がしてやれるのは、ただそばにいるだけではなく、彼女が求めていることを見極め、少しでも快適な生活が送れるよう手を貸していくことだけだ。ランと私の時間は、ますます増えていくだろう。

だが、私達の密着する時間が多くなればなるほど、彼女の時間は短くなっていくということだ。一緒に過ごす時間が濃密になればなるほど、寂しさが増すのである。

私はこれを乗り越えられるだろうか。
何もかも投げ出して、ランから遠ざかりたい私がいる。。


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2006年03月28日

イベント予告

想定外のところから、次の決戦相手が決まった。
同僚の二児のママNさんの旦那さんの同僚である。

今回は、Nさんご夫婦、旦那さんの同僚2人対私と先日合コンを企画してくれたKさんである。
あんまり合コンっぽくない構成が今回の売りだ。

決戦は4月10日。

詳細レポート乞うご期待!


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2006年03月27日

近くて遠い

ここのところ、いちご狩りのことで頭がいっぱいである。
会社で発行している小冊子に、行楽地特集が組まれていて、その中にいちご狩りのことが取り上げられていたのだ。それを見てからというもの、私はいちご狩りに行きたくて行きたくてたまらなくなってしまったのである。

私の住んでいるところから、いちご狩りができる場所はとっても近い。
30分も車を走らせれば、そこらじゅうに「いちご狩り」の看板を目にすることができる。だが、私はこれまで一度もいちご狩りをしたことがない。今までは、“近いし、その気になればいつでもいける”という気持ちが強く、ことさらいちご狩りに思いをはせたことはなかったのである。

先日、母と一緒にショッピングに行き、「いちご狩りに来て行く洋服を買わなくちゃいけないから」と言って、立ったり座ったりがしやすいストレッチジーンズを脱いでははき、薄手のシャツを羽織っては脱いだりしていた。すべて“いちご狩りに適しているかどうか?”が判断基準である。薄手のシャツも白はダメだ。万が一、いちごの汁が飛んでしまっては、台無しになってしまうからである。かといって、濃い色のシャツではどうもいちご狩りには適してないように思える。

母は「ね、一体いつ誰といちご狩りに行くの?」なんてことを私に聞かない。行く日も行く相手も何も決まっていないが、“私がいちご狩りに行く決心をしている”ことをちゃんと理解しているのである。その上で母は、私が股上の浅いジーンズをはいていると、「それじゃぁ、かがんだ時に気になってしょうがないじゃない。もっと深めの方がいちご狩りには適してるんじゃない?」とアドバイスをくれるのだ。

そんなこんなでいちご狩りルックを揃えた私は、会社へ行っても「いちご狩りに行きたい」と連呼していた。会社の皆は甘くない。誰も「一緒に行く!」なんていう人はなく、「え?いちご狩り?一人で行くの?」と決まって言う。挙句の果てには、「休憩室で一緒になった人みんなに『私と一緒にいちご狩りに行きませんか?』って誘ってみれば?」とか「背中に、『私と一緒にいちご狩りに行きませんか』って紙貼っておけば?」なんて言っては笑っているのである。こうなったら、何が何でもいちご狩りに行ってやろうじゃないか。

だが、私の中でのいちご狩りは、誰といつ行ってもいいものではないのだ。いちご狩りに適した自然を愛する運転の上手い彼と、晴天の日に、ドライブがてら海岸線を通り、おやつ時に、コンデンスミルクをたっぷりもらって、“もういちごは当分見たくないね”と2人で笑いあえるくらい思い切りいちごを食べる。その彼の笑顔には、白い歯が綺麗に並んでいなければならない。そして、帰り際、彼が「これ、おうちにお土産で持っていって」とうちの家族の分のいちごを買って私に持たせてくれるのである。これが私の言っている“いちご狩り”なのだ。だから、私はいちご狩りに行きたくて行きたくてたまらないのである。

だが、「いちご狩りって今はしゃがまなくていいんだよ」とか「実際思ってるほど食べられないもんだよね」とか「早く行かないとシーズン終わっちゃうよ」とか、同僚は皆現実を私につきつけ、目を覚まそうとしている。誰もが私の妄想だと思っているのだ。

だが、私は心の奥底で、それが近いうちに実現するだろうことを知っているのである。

そこにはまったく根拠などない…。

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2006年03月24日

さくら

一ヶ月ぶりに診察を受けた。
早いもので、病院とのお付き合いも、もう一年と二ヶ月になる。

去年の今頃は、まだ起きているのもままならない状態で、病院へ行くのが唯一の外出で、一週間に一度の通院日が苦痛でたまらなかった。前日になると“明日病院へ起きていけるかどうか”そんな不安で気が重く、眠れない夜を過ごしたものだ。

自宅から病院までは、道路が空いていても車で約40分程かかる。母に運転してもらい、私は助手席で横になっているのが精一杯で、もちろん、外の景色など見る余裕などその時の私には全くなかった。

やがて、自分で運転して病院へ行けるようになったものの、まだまだ周りの景色をみる余裕などなかったのだろう、私は、今日初めて、病院のすぐそばの民家に、立派な桜の木があることに気付いた。暇だからと付き添ってくれた母もびっくりしていた。「こんなところにこんなに立派な桜の木があったなんて…。去年は全然気付かなかったね」と。。

診察日は、具合が良くなるにつれて、だんだん間隔をあけて予約をとるようになる。一週間に一度から二週間に一度になり、やがて、三週間になり、一年経ってやっと一ヶ月に一度になった。ということは、去年は、桜が咲いている間、何度も病院へ通ったはずである。だが、桜の話は一度も出なかった。私だけでなく、付き添わなくてはならなかった母も、同じように余裕などなかったのだろう。

その桜の木は、まるで私達に春の訪れを気付かせるかのように、たくさんの花を咲かせていた。母はまるで少女のように「うわぁ、綺麗。立派な古木。今年初めて桜見ちゃった!」とはしゃいでいた。

その時私は、病気で苦しんでいたのは私だけではなかったということを、改めて考えさせられた。母も、嫁にも行かず、病気になって会社を辞めた30代後半の娘を抱え、どんなに不安だったことだろう。本来なら私が母の面倒をみるべき年齢である。それを64歳の母に甘え切って面倒を見させてしまったのだ。

私は、これまで、姉と弟と比べて自分が一番親に心配をかけていないと自負していた。だが、ここへ来て、誰よりも親を心配させ、迷惑をかけてしまっている。だが、そんなこと何処吹く風で「あんたの事は死ぬまで私が面倒みるから」と毅然と言ってのける母。もう脱帽である。そんなことを言われたら、本気で親孝行したいなと思うではないか。。

しかし私は、これからも両親に心配かけ続けようと思っている。なぜなら、心配事がなくなって急にガクっと年を取られたくないからである。

そんなことにならないように、私は元気になったら次々と変化を起こし、両親に新鮮な風を送り続けたいと思う。結婚して子供を産んで、孫の世話を押し付けたり、派手な夫婦喧嘩をしてドギマギさせたり。

そうやって心配かけ続けるのも、一つの親孝行ではないかと開き直っている私である。

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2006年03月23日

どうすればいいの?

ここのところ、父と同じ世代の同僚と組んで仕事をすることが多い。
彼は、どこか人を寄せ付けないところがあり、自ら孤独を選んでいるようにさえ見える。そして、彼の言葉は常にストレートできつい。小生意気な若い社員には、ことさらきつい態度を見せる。私はずっと思っていた。“やっぱり年をとると頑固になるんだな。年上なんだから若い子なんて相手にしなければいいのに…。”と。

私は今の職場では、“いいキャラしてるよね”と言われる存在で、仕事そのものはそこそこやるが、イマイチ気合が抜けてて、どこかおとぼけ、と思われている。期待はされてないが、おもしろがられている。まさに狙い通りのポジションを得られて、私は今とても居心地がいいのである。

そんな私だが、彼と組んで仕事をする時は、ちょっぴり緊張する。
70近い彼に重いものをもたせるのはどうだろうか、とか、ずっと立ちっぱなしの仕事は辛いだろうから、受付を変わったほうがいいだろうかとか、私らしくないことを考えるからだ。

そんな時彼は、「ん?大丈夫だよ」といい、決して甘えようとはしない。年齢を言い訳にするのを嫌がるのである。プライドの高い人だ。だが、プライドのかけらもない私は、彼の前では甘えるようになってしまった。「あ〜、休憩まで持たない。トイレ行ってもいい?」と言ってみたり、彼が受け付け担当で座っている時は、「立ちっぱなしで疲れちゃったから、座っちゃおう」などといいながら、彼の横にちゃっかり座ったりしてみる。そういうことをすると、彼はちょっぴり嬉しそうな顔を見せてくれるのだ。そして、私がそうすることで彼も私に甘えを見せてくれたらという思いもあった。

先日、2人でシフト表をみていると、海外旅行中の同僚のお土産は何か?という話になった。旅行をしている同僚は、毎月旅行の為に休みをとるような優雅な生活を送っている。食べることが大好きな彼女のことを「また大きくなって帰ってくるんだろう」などといいながら私達は笑った。

すると、その後、彼がボソッと私に言ったのだ。「旅行の為にお休みを取るなんていいよなぁ。私は女房子供を食わせなくちゃならないからさ」と。私はてっきり、定年を向かえ、趣味で働いているのだとばかり思っていたので、「そんなこと言っちゃって〜、なんかお金のかかる趣味でもやってるんじゃないの?」とからかってみたのである。

そんな話から、ちょっぴり話は盛り上がって、私の年の話になった。私が生まれ年を言うと、「あ、じゃぁうちの子供と同じ年だ」と言うではないか。私はびっくりして「え、そうなの!?へぇ〜。でも、私と違ってもう立派に巣立って孫っちまでいるんだろうなぁ」と、それが当たり前だというように彼に言った。すると彼は「う〜ん、違うのは違うんだけど、うちのは障害者なんだよ」と言ったのである。

私は予想外の展開に動揺してしまった。そして、それを隠さなくちゃと思いつつ、逆に「へ〜、どんな障害を持ってるの?」なんてすごい質問をさらりとしてしまったのである。「脳腫瘍でね、中学生の時に脳にできた腫瘍をとったんだけど、難しい手術でね、脳に傷がついちゃったんだよ。その時は随分入院したけど、この秋に手術した時は数週間で退院できたんだけどさ」と私に言った。そしてさらに「そんなことが起きるのは、テレビの中だけの話かと思ってたのにさ。現実に起こっちゃうんだもんな」と遠い目をしてつぶやいたのである。

私は、その時何も言えなかった。
どんな言葉をかけても薄っぺらく空々しく聞こえてしまうと思ったからだ。
だが、かと言って黙っていることが良いこととも思えない。
一体その時どんな態度をとるのが正解だったというのだろうか。

結局彼の「さ、もう少しで終わりだから、ちゃっちゃと片付けちゃおう」という言葉で私達は立ち上がってそれぞれの仕事に入った。

私は、その話を聞いて、彼の気持ちが少しだけ理解できたように思う。
私や、その他の同僚、その誰と比較しても彼が一番必死になって仕事に向き合っているのだと。皆健康で、その家族達も健康で、なんらかの娯楽や趣味の為に働いているようなものだ。彼のように背負っているものはない。そんな気楽な若輩者に、わかったようなセリフを言われるのはたまらないのだろう。だが、かといって背くわけにはいかない。彼は仕事を選べないことをよく知っているからだ。

事情を知らない皆は、ただ単に“扱いづらいじいさんだ”と思っている。
実際私もこの話を聞くまでそう思っていた。“ったくなんて頑固じじいなんだ”と。だが、頑固になってしまう理由がわかった私は、これからどんな態度で彼に接するべきなのか…。

おそらく彼は、私が事情を知ったからと言って急に態度を変えるのを喜ばないだろう。だから、私はこれまで通り、彼の前ではだらけて甘えて、のん気な行かず後家として接していこうと思う。そうすることで、彼がこれからも私に、少しでも抱えているものを吐き出してくれたらと思うからである。

聞くことしかできない無力な私であるが…。

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2006年03月21日

4%のY君

合コンの翌日、Y君からメールが来た。「昨日はお疲れ様でした。無事帰れましたか?あんまり話もできなかったので、良かったら食事にでも行きませんか?」と。う〜ん、女心をくすぐる文面である。

これが獲物だったら、私は今頃パソコンの前に座ってなどいないだろう。もうY君と2人だけの世界を満喫中のはずである。だが、まことに残念だが、獲物ではなかったY君。そして、筋肉話しか思い出せないY君。どう考えても、彼とは筋肉以外の話が展開されるとは思えないのである。

どう返事をしようか考えあぐねていると、主催者Kさんから探りのメールが来た。「Y君、yukikoちゃんに気があるみたいだったけどどう?」と。私は思い切って本心を書き、Kさんに相談してみることにした。「あのね、食事に誘われたんだけど、お断りしようと思うの。多分、もう一度会っても、恋愛には発展しないと思うから」と。するとKさん「え〜、いいじゃん、ご飯くらい。おいしいものご馳走してもらいなよ」と言ってきたのである。

私は、何を食べるかより“誰と食べるか”、こちらに重点をおく。
どんなに高級なお店で高価なものをご馳走になっても、楽しい会話がそこになかったら、味などわかったものではないじゃないか。

だが、これが、もし数年前の私だったら“一回だけで決めないでもう一度会って話してみよう”そう思って頑張っただろうと思う。だが、恋愛は頑張ってするものではないと私は学んだのだ。

例えば、顔が好みじゃないとか、服装の趣味が悪いとか、そんなことだったらなんとかなるものだ。もう一度会うべきだろう。だが、“話が合わない”と感じた場合は致命的である。いくら頑張っても、おそらく話は合わないままだろう。私の本能が私に言うのだ“何かが違うよ”と。決して本能をおざなりにしてはいけないのである。

久しぶりの大イベントで、私を前進させてくれたY君。
彼がいなかったら、もっと味気ない後味になっていたに違いない。

体脂肪率4%のY君の肉体を拝まずして終わるのは、大変心残りではあるが、今回はお互いの為にメールでおしまいにしようと思う。

Y君は、お店が暗かったから、ちょっと勘違いをしてしまっただけだ。
彼には別の運命の人が、どこかに必ずいるはずだから。。

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2006年03月20日

合コンレポート

合コンの日取りが決まって、まず頭に浮かぶのは“何を着ていくか?”であろう。私は、髪型やお化粧は、通常の3割り増しくらいに見えるよう丁寧に仕上げるが、服装に関しては、あまり気合を入れないことにしている。

なぜなら“私、頑張ってます”と思われてはいけないからだ。
それと同時に、服装で“普段の私”を演出したいという狙いがある。媚びた服装や、いつもより素敵な恰好で行くのは、合コンで一本釣りした後、一発目のデートで披露するのが正解である。釣られた彼は、きっと“合コンではカジュアルだったけど、今日は女の子っぽくて可愛いな”と思い、第一印象からさらに惹きつけられてしまうことだろう。狙い通りである。

さて、決戦の当日、私は朝から仕事だった。おまけに、途中から雨が降ってきてしまい、気合を入れたマスカラの重ねづけも下を向き始め、眉毛も半分なくなりかけてしまった。なんだかテンションが下がる。相手の情報も殆どなく、仕事が終わる直前まで開催場所も知らず、私はだんだん“まっすぐおうちに帰りたい”と思うようになってしまった。

私は本番までに体力を使い果たすタイプである。
いつも直前まで大はしゃぎするので、当日になるとすっかり疲れが出てしまって、“あぁ、もうどうでもいいや。面倒くさい”と思ってしまうのだ。しかし、そんなことは言ってられない。この仕事を始めて、初めて仕事が終わった後にお化粧直しをした。下がってしまったまつ毛をぐっと上げ、なくなりかけた眉毛を書き足す。口紅を塗り直し、ブラシで髪を整えた。うん、良くなった。おかげでテンションも少し上がったぞ。最後に、私服に着替えてシュっとパヒュームで汗臭さを飛ばして完成である。

開催場所は、初めて行くお店だった。もう既に宴は始まっている。私はその場所の近くまで着くと、主催者のKさんに連絡を入れた。「今ね、近くまで来たんだけど場所がわからないの」と。Kさんは明るい声で「お疲れさま。今から迎えにいくね」と言って、電話を切った。

Kさんが迎えに来るのを待つうち、心臓が高鳴り始めた。“とうとう来ちゃったよぉ。おいおい、大丈夫かよぅ・・?”弱気である。

しかし、Kさんと合流すると、私は、即、現状を聞いた。「ねぇ、ねぇ、どんな感じ?」と。すると「yukikoちゃんで5人目。あと3人まだ来てないんだ」とKさん。「え?男子が3人来てないの?」と即聞く私。「ううん、男子はあと1人、女子があと2人まだ来てないの」とKさんが答える。“そうか、じゃぁ、今現地にいる男子とプラス1人で全員だな”と私は自分自身に言い聞かせた。

エレベータは5階で止まった。
靴を脱ぐお店だ。ふ〜っ、危ない危ない。仕事の後、靴下を履き替えておいてよかった。。Kさんの後についていくと、そこには、男子3人が私を待っていた。



“あ、違う…。”



この瞬間に、私は全身の力が抜けてしまった。そこにいる3人とKさんのカラーは確かに合っている。が、私は何かが違うのだ。あぁ、獲物がいない場所で一体私は何をすればいいというのか…。

獣なら、次の獲物が現れるまで体力を温存するか、他の獲物を探し回るかであろう。だが、合コンで他の獲物を探しに、違うテーブルを回って行くわけにはいかない。私は、“初めて会う人たちと楽しく会話をしよう”そう覚悟を決めた。

やがて遅れて女の子2人が現れ、最後の男子も到着した。引き続き近くの席の人と懸命に話をする私。食べるものも少なく、飲めない私はひたすらウーロン茶を飲み続けた。“夜眠れなかったらどうしよう”などと思いながら…。

だが、会そのものはなかなか雰囲気の良いものとなった。
最初こそ近い席の者同士で話していたものの、お開き直前になると全員で談笑していたのだ。そこには、オトナの雰囲気が漂っていた。それぞれが皆、会が楽しいものであるよう努力した結果である。

一次会が終わると、二次会へ行くことになった。
私は「明日も仕事だから」と言って、1人帰る事にした。その時の私には、もう、少しのパワーも残っていなかったのである。皆「帰っちゃうの?」ととりあえず言ってくれる。優しい。。だが「うん、また誘ってね」と社交辞令を言って、私はその場を後にした。

ところが、足早に歩いていると、後ろから、誰かが私を呼び止める大きな声がしたのだ。振り返ってみると、一番最後に来たソフトマッチョ系のY君が私の後を追って来るではないか。そして「電話番号教えてください」と息を切らせながら言ったのである。



“あぁ、カ・イ・カ・ン・・”



だが、私は、嬉しさ半分どうしよう半分の気持ちだった。なぜなら、彼と話すとき、私は終始聞き役に徹していたのだ。どうやってソフトマッチョになったか、などなどを…。おかげで筋肉については詳しくなったが、それ以外の会話があまり発展せず、ちょっぴり疲れてしまったのである。

だが、追いかけてきたY君の雰囲気は、さっきまでとは何かが違った。
「この辺、あんまりガラが良くないけど、1人で大丈夫?」なんて言うのだ。男らしさぷんぷんである。そういえば、会の途中で見せてもらった腹筋も見事に割れてて恰好良かったっけ。。なんて事を思い出しながら、私は「電話はあまり得意じゃないの。メールでよければ…。」と本心で答えた。するとY君は笑顔でうなづいてくれた。私達はアドレスを交換しあって別れた。お互いの年齢すら知らないままに…。

家につくと、私は、一大事業を成し遂げたような気持ちになった。知らない人とのたくさんの会話。追いかけてきてくれたY君。だが、何もこれからは起きないような予感。それらがぐちゃぐちゃになって、私の頭の中で暴れまわった。私は、その時“もう合コンはいいや”そう思った。

だが、Kさんは別れ際不敵な笑みを浮かべて「次の企画、もう上がってるからね」と私に耳打ちしたのである。。

この波は、しばらく続きそうな悪寒…。


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2006年03月19日

ただいま戻りました。

今、頭がクラクラしてます。

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追伸;詳細レポートお待ちいただけますか・・・?  
Posted by late_bloomer at 00:51Comments(7)TrackBack(0)