2005年09月29日

体質だもん、譲れない

あんなにエアコン関連の話ばかり書いていたのがうそのように、ここ数日で関東地方はグっと秋らしくなった。朝晩はもう寒い。タオルケットでは寒く、毛布に変えたがそれでも寒い。

悲しいかな、私は暑いのもかなり苦手だが、寒いのも相当身に染みる。
小学生の頃、夏はあせもに苦しみ、冬はしもやけに泣かされた。
大人になって、さすがにあせもはできなくなったが、しもやけにはまだまだ悩まされている。末端冷え性とでも言うのか、私は顔は火照っていても、手足はなかなか暖かくならない。顔に汗をかいていても、足が冷たかったりする。ほんと、なんて悲しい体質なんだろう。

そんなこんなで、私は既に、二日ほど前から靴下を履いて寝ている。
お風呂に入って温まって眠っても、靴下を忘れると、寒くて朝早く目が覚めてしまうのだ。電気毛布を使ったこともあるが、汗びっしょりかいてしまって、私には合わない。緩めの靴下を履いて寝る、これが経済的にも私の体質的にも一番合うのだ。
靴下を履いて寝ると「親の死に目に会えない」とよく言われたが、靴下を履いて寝なくても死に目に会えないときは会えないもの、そう決め込んで気にしないことにしている。

それからもう一つ。
私は小さい頃、母に着替えさせられる時、冬場はいつも下着やシャツをタイツの中やズボンの中に入れてもらっていた。もちろんパジャマもだ。
だから、大人になって会社へ行く時も、ストッキングの中にインナーは必ず入れていたし、もちろんパジャマのすそも今でもしっかりズボンの中に入れている。
これは、母が私に植えつけた生きていくうえでの大切な儀式なのだ。

夏は汗をかかず、冬でも手足が暖かい人間に、私の気持ちはわからないのだろう。

ある彼氏とこの件で大喧嘩をしたことがある。
オバサン臭いという理由で、靴下を履いて寝るのがどうしても許せないと言うのだ。
私は懸命に説明した。だが、彼はどうしても嫌だと言う。私は思った。“この人は私を大切に思っていない。私の体のことより見た目の方が大事なんだ”と。そして彼は、勢いついでに私のパジャマ姿にも、文句をつけてきた。「なんですそをズボンの中に入れるんだよ、それもやめてくれよ!」と。
・・・なんて思いやりのない男なんだろう。

だが、男性諸君が皆そう思うなら私も考え直さなくてはならない。
私は彼女がいる男性に聞いて回った。

「ねぇ、自分の彼女がお泊りの時、靴下履いて寝たり、パジャマのすそをズボンに入れてたらどう思う?」と。すると大抵の男の子は、「そんなことどっちだって構わないよ。彼女がそうしたいならそうすればいい。快適に眠れる方が彼女にとっては大事だからね」との答えが返ってきた。そうだ、そうだ、そうだ!
相手の立場に立つか、自分の立場から物を言うか、この差だろうと私は思った。

だが、ちょっぴり暴露すると、私が履いていた靴下は、可愛げのかの字もなく、本当に何年も履いてる私の足に馴染みきったヨレヨレの靴下で、パジャマも実際はパジャマではなく、スェットのパンツにシャツ、みたいな男のような格好だったのだ。それを付き合って間もない時にやってのけた・・。
その事実も付け加えて彼らに質問したら、同じ回答返してくれただろうか?

だが、たとえどんな回答が返ってきたとしても、私はそうしないと快適に眠れない体質なのだ。この先もそうして生きていかなければならない。
とりあえず靴下は機能性重視なので、これからもあまり可愛いものは履けない。だが、せめてパジャマは可愛いものを選んでズボンのすそを入れていこう。

こんな体質でこんな夜の姿でも“可愛いよ”と言ってくれる、そんな大きな温かい愛に包まれたら、私の体質も、もしかしたら変わるかもしれない。

いや、それより高級な羽毛をかけたり、隙間風の吹かない家に住んだほうが早いか。

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Posted by late_bloomer at 23:59Comments(16)

2005年09月28日

切なる願い

私は、ちょっと前まで自分のことを「おっとりしているタイプ」だと思っていた。
だが、友人数人の前でその話をしたら、全員が見事に「えぇ〜っ」とブーイング。おっとりどころかせっかちだと言う。今度は自分が「えぇ〜っ」だ。
だが、言われてみると確かにそんな気がしないでもない。

私はいつも先の事を考えているし、モタモタできない性分だ。
病院の中へ入る前に、手には診察券があるし、美容院の中へ一歩踏み入れる時には、既に会員証が手の中にある。
だから、前の人が受付に立って、はじめてかばんの中をゴソゴソしていたりすると、“ちょっと〜、ここへ立つってわかってるんだから、前もって用意しといてよ〜”と思ったりする。

私の友人Sっちは、この“前もって用意する”ということがなかなかできないようで、
車を取りに駐車場へ行き、車に近づいた時に「あっ!車の鍵持ってくるの忘れた・・」と言ったりするし、歯医者さんへ行ったのに、別の病院の診察券を出して受付のおねえさんに「あのぅ・・、」と言われても、堂々と「何ですかっ!?」と強気な返事をしちゃったりする。

この彼女と一緒にいると、私はついつい「今日は車の鍵持ってきた?」とか、「傘持ってる?」とか言ってしまう。気になって先回りしてしまうのだ。
そのうち彼女は、私がチェックする前に自分でチェックするようになった。心の中で“やばい、鍵忘れたかも”と思うようになり、かばんの中をゴソゴソし、鍵を見つけてほっとする。その間私の視線は彼女に釘付けだ。彼女はもちろん、そんな私の視線を充分感じ取っていて、私に「怖いよぅ〜」と言う。そういう時の私は、“おい、まさかまた忘れたんじゃないだろうね”と顔で脅しているのだろう。

だが、私はそんな彼女のちょっと抜けたところが大好きだ。「何?また忘れた?あ?」と面白半分に脅すと、想像以上にあたふたして、パニクってしまう。そこがなんとも言えず可愛いのだ。

そんな彼女の本来の姿は、周りによく気を遣い、さっと誰かの為に動く。そしてとても繊細で、いつも「自分は悪くなかったか」と自分を責めてしまう。Sっちはとても女の子らしくて可愛い人なのだ。
それに比べてなんとまぁ可愛げのない私・・。

そういう先回り&せっかちな性格が災いしてか、私の周りにはなぜか“抜けた男性”が寄ってくることが多い。私は決して世話好きじゃないし、優しく温かい人間でもない。なのにだ、なぜか頼ってくる。だから、お断りする。だが、そういう輩は私が結局は手を出すのを知っていて、いつのまにか私がやらざるおえない状況に追い込む。

そして何より悲しいのは、私はお姉さんを通り越して、彼らのお母さんになってしまうことだ。だからいつも私は、「私はあんたを産んだ覚えはない!」と言うのだが、大抵ヘラヘラされて終わってしまう。育て甲斐もないってもんだ。

私だって、誰かに頼りたい。
「あん、やだぁん、携帯忘れちゃったぁ〜。どぅしよぅ。。」とか言って「もう、しっかりしろよ(または、しっかりしてよ)」と言われたいのだ。

だが、もう遅い。そんな日は来ないかもしれないのだ。
なぜなら、昔は私が忘れ物をすると「珍しいね〜」と言われたものだが、この前忘れ物をした時は、「ねぇ、ボケて来ちゃったんじゃないの?」と真顔で心配されてしまったからだ。

頼りたいなんて言ってる場合じゃないらしい。
これから先こそ誰かに頼らずしっかりしなくちゃいけないのよね、あ〜あ。

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2005年09月27日

母は強し

いつものように犬の散歩に出かけると、前方30m位のところに両手に乗りそうな位小さな子猫がいた。「うわぁ、可愛いっ〜!」と思って、老犬をずるずる引きずりながらその子猫に向かって歩いて行くと、野良猫特有の睨みをきかせた後、シャーっと茂みの中に逃げて行ってしまった。「あ〜あ」と思って子猫がいたところを何気なく見てみると、誰かが与えたキャットフードがあり、なんと、そこにまだ一匹逃げ遅れた子猫がいるではないか。あまりにも可愛かったので、「大丈夫よ、こっちにおいで」とまさに猫なで声で手を出してみると、後ろからすごい勢いで、でっぷりと太った親猫が襲いかかってきた。

野良猫は大抵人間が近づくと、すごい勢いで逃げてしまうものだ。
しかしこの母猫は、すごい牙を向き、「ギャーギュアー」と野太い声を出し、うちの老犬に襲いかかってきた。どうすんだろ?とちょっと興味があったので、私は様子を見ることにした。
いや〜母猫は強い。母猫の体はうちの犬の3分の1くらいだったが、すばしっこくしつこく犬の後ろに回り、牙で噛みつこうとしている。我が愛犬は、ただただ哀しそうな目で逃げるばかりだ。

しかしよく考えて見ると、うちの犬は何も悪いことをしてない。
私に引きずられて子猫のところまで行き、私が子猫に手を出したばかりに母猫に襲われる羽目になったのだ。私が愛犬をかばわないでどうする。戦う気の全く無い老犬に変わって、私が母猫と戦うことにした。

大きな声で「あっち行きなさいっ!」と言っても行かない。何度も威嚇したが、牙を剥いたままだ。そこで、思い切り手を上げて殴る振りをしたら、やっと少し犬から離れた。それでもまだ睨みをきかせて牙を剥き出しにしている。私はもう手加減はしない、本気で猫と戦おう、そう思ってバっと猫に近寄った瞬間、ものすごいスピードで茂みの中に入って行ってしまった。私の負けだ。茂みを覗いて見るとまだ牙を剥き、声を立てていた。

彼女は自分の子供を必死になって守ろうとしたのだ。
大人気ないぞ、自分。私は反省した。
動物の世界も、母親というのは強いものだとつくづく感心させられた。

ところで、私の母もかなり強い。
60代で複雑骨折の大手術をし、やっと杖がとれ、プラスチック製のギブスをつけて歩けるようになった途端、ゴルフコンペに出場した。ゴルフシューズさえ履けない足でだ。私はまだ危ないからと散々止めた。だが行ったのだ。骨折した時、私がゴルフ場へ迎えに行き、入院の手続きやらすべて行った。その後も一生懸命面倒を見た。だが今回は、何があっても絶対迎えに行くまい、面倒見まいとこの時ばかりは心底思った。

最近は、時間が余ってもったいないから仕事がしたいと言い出し、何軒か面接の予約をいれていたが、どこも年齢制限にひっかかり採用されなかった。が、たまたまゴルフ仲間に居酒屋を何店舗も経営している人がいて、その人のツテで、午後10時から夜中の2時までお店の後片付けの仕事をさせてもらうことになった。「社長の友人がパートに来ている」店長はやりづらいだろう。だがそんなことは言ってられない。後片付けの仕事のみでは人件費がもったいない。「これからは料理の方も手伝ってもらおうかな」と27歳の店長に母は言われたそうだ。だが母は、前から、古株のおばさんに「料理までやると大変だから絶対断りな」と仕込まれていたため、店長にうんともすんとも答えず、ただ外人のごとく首をすくめ、肩と手を上げたそうだ。お前は一体何者だ??

そして、母は、いくら安売りをしていてもなぜかドッグフードの缶詰をまとめ買いしてこない。特に11歳以上用の缶詰は置いてないところが多く、なぜたくさん買い置きしないのだろうといつも私は不思議に思っていた。
ある日、ちょっと遠くのディスカウントショップに母と一緒に行くことになった。たまたまその日はドッグフードが安売りしていて11歳以上用の缶詰もたくさんあった。私はかごに6缶入れた。するとすかさず母が「そんなにいらないわよ」と言う。「何でよ、6缶くらいあっという間になくなるでしょう?」と私。すると母は一言「だっていつ死ぬかわかんないんだよ」と言ったのだ。そんな、そんなこと、ランが死んでから考えてくれ。例えほんとに死んじゃってもたった1缶百円だぞ。それがそんなに惜しいのか?呆気に取られてしまって、結局缶詰は3つだけしか買わなかった。。

“母”は強い。

だが、同じ強さでも、私は猫ちゃんの強さをお手本にしたい。あんなお母さんになりたい。本気でそう思った。

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Posted by late_bloomer at 23:37Comments(9)

2005年09月26日

Asian Beauty

女性の美しさの絶対条件として、肌と髪の美しさがある。
おならの話の後で、こんなことを書いてもあまり信憑性に欠けるが、私は何よりも品性を重んじている。肌と髪が美しいだけで品位が上がるというものだ。

だが、人間は生まれたときから不公平なもので、特に何も手をかけなくとも、キメ細かく白くてやわらかい肌を持っている人もいれば、強くて丈夫でサラサラな髪を持っている人もいる。だが、そうでなかったら、手間とお金をかけるしかない。

私は脂性なので、中学生の頃はニキビ面だった。
とにかくいつもギラギラしていた。真上に太陽がある場所に立ち、私が振り返ったら、そこにいた友人が「太陽よりギラギラしてるね♪」と言ったのを今でも覚えている。その頃は、お金もなく、部活に忙しかったし、それほどしゃれっ気もなく、とにかくニキビだけは治したい、その一心で毎日ミューズで顔を洗っていた。殺菌すりゃニキビも撲滅だ。

私のスキンケアは、ものすごい手荒いやり方でスタートしたのだが、その後は勉強を重ね、時間もお金もかけて毎日毎日お手入れに励んでいる。肌は時間とお金をかけたらかけただけちゃんと答えてくれるものだ。幸い私の肌は強い。敵は脂だけだ。洗顔を命とし、今は一生懸命引き締めにいそしんでいる。

そんなこんなでスキンケアは順調だが、最近髪について深く考えさせられた。
今、カラーリングは当たり前で、地毛でいる女の子は少なく、かなり明るめな髪の色の子が多くなったと思う。JJやCanCanなど若い子向けの雑誌のモデルもかなり髪の色が明るい。スタイルがよくて高価な洋服を着ていても、あまりにも明るすぎる髪のせいで全体のバランスが悪く見えてしまうのは私だけだろうか?なんとなく品がない、そう思えてならないのだ。

髪が黒いと重く見える。
こういうイメージが浸透してカラーリングが流行っているのだと思うが、果たしてほんとうにそうだろうか?

ここのところ韓国ドラマを見ているが、私がみたドラマの中の主役の女優は、すべて黒髪のままだった。が、重く見えるどころか、艶があり黒々とした髪は本当に美しいと思った。彼女達は肌もとても美しい。白い肌と黒い髪のコントラストが効いていて、品位のある美しさを放っていた。一度も「黒くて重い」という印象はなかった。
黒い眉に、黒い瞳、そこにはやはり黒髪が合う、つくづくそう思った。

日本人だって韓国人に負けないくらい美しい黒髪を持っているのだ。
お金をかけて髪を痛め、品位を落とすくらいなら、私は黒髪に磨きをかけ、美容師のカットの技術で重く見えない髪形を目指したい。

だって、美しい黒髪でいられる時間には限りがあるもの。
本格的な白髪染めが必要になった時、いろんな色を楽しめばいいじゃないか。

黒髪の良さ、見直してみる価値あると思うけどな。

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Posted by late_bloomer at 22:43Comments(8)

2005年09月24日

だって、しょうがないじゃない

高校を卒業した辺りから、一時期かなり食欲が減ってしまったことがある。

短大に入り、彼氏とデートするようになった。デートといえば外食だ。だが私はこの外食がとても苦痛だった。なぜなら、全部食べられないからである。例えばハンバーグとライスを頼む。ハンバーグは全部食べられても、添え野菜とかライスはとてもたいらげられない。残すと言うのは気分が悪い。だが、それ以上どう頑張っても食べられない。その上、食後はすぐ横にならないと気分が悪くなってしまうことが度々あった。だから、いつもなるべく少ないもの、気分が悪くならなそうなものを選ぶように気をつけていた。

そのうち、右下腹部に鈍痛を覚えるようになった。
なんだか痛い。そして、自分でもスムースに消化が行われていないのがわかる。
夜寝ていても突然気分が悪くなって目が覚める。しばらく座っているとお腹がグルグル動き出し、気分の悪さは治まる。なんかちょっとおかしいぞ。

母に連れられて病院へ行った。
レントゲンに影があるという。「え!?」
だが、どうやら悪いものではないらしく、膿のかたまりだと医者に言われた。投薬治療でその膿はなくなったが、どうもまだ調子はイマイチ。そこで、徹底的に検査をすることになった。

その結果、移動性盲腸であることがわかった。
これは病気と言うより体質の問題らしい。外科部長が「いわゆる犬と同じなんだよ。犬の腸は立つと下がる。それと同じようにあなたの盲腸も立つと下がってしまって、腸を圧迫してしまうからうまく消化できない。おばさんになってお腹の周りに脂肪がついたら、盲腸も動きようがないから、太れば気にならなくなるんだけどねぇ。まぁ、そういうわけにもいかないし・・。」とかなんとか言われ、盲腸を固定させる手術を受けることになった。おまけに私の虫垂は人の3倍くらい長かったそうで、それも腸を圧迫させる原因の一つだったらしい。どうせだから切り取ってもらった。

手術を終えて普通の生活に戻ると、今までの食欲のなさが嘘のように普通にまた食べられるようになった。緩やかではあったが、手術前より7キロも太った。やっと健康な人っぽくなった。

前置きが長くなったが、そんなこんなで私は、やや複雑な腸を持っている。
そのせいかどうかはわからないが、消化する時、人一倍グルグルと音が鳴るし、ガスも溜まりやすい。

ある日、「彼氏彼女の前でおならをするかどうか」について男一人女二人で議論を交わしたことがある。クールビューティーでモデル体型の彼女は「え〜、そんなのするに決まってるじゃないですか。普通に彼氏の前でもおならしますよ」と言った。へぇ〜意外。そして、逆に筋肉のかたまりで、じゃがいもみたいな彼は「自分の彼女はおならしませんよ。したら怒ります。だから自分もしません」と言う。これまた意外。私はと言うと、こっそり型だ。周りの音がうるさい時、彼がちょっと離れた時、そういうスキを狙ってぶっ放してきた。

だが、結婚したらどうするか?
デートだけならこっそり型でやっていけるが、生活をともにしていたらそうはいかないだろう。男性はやはり自分の結婚相手がプープーしたら嫌なものだろうか?

しつこいようだが、私の腸は普通じゃない。どちらかというと可哀想な腸だ。
だから、どうしても人より多くガスが溜まる。それをそのままにしておくと、すぐにお腹が痛くなってしまう。嘘じゃない。その辛さ、男性にわかってもらえるだろうか?

「俺の前ではおならはするな」的な男性とは一緒に暮らせないだろう。
女は男の前でおならをしてはいけない、って言われたって、私には無理。

だってほんとに辛いんだもん・・。

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Posted by late_bloomer at 00:05Comments(20)

2005年09月23日

腹を割って話し合う

私が物心付いた時には、我が家には犬がいた。今いるランで4匹目になる。
4匹とも小学校の友達や近所の人から譲ってもらった雑種である。ダンボールの中の数匹から、相性の良さそうな子犬を選んで家に連れて帰る。だから、私にはお金を出して犬を買うという意識が今も薄く、ペットショップへ行って値札を見ると違和感を持ってしまう。どの犬も同じように可愛い。どうして犬に値段がつけられるだろう、と。

我が家に来たどの犬も、子犬の頃は私達子供達がおもちゃのように遊び相手になり、かまっていたが、大きくなると殆どの世話を祖母がしていた。
母は、私達3人の世話で手一杯だったし、父は最初から犬を飼う事には反対で、面倒を見ることは一切しなかった。三丁目からもらってきたので、サンと名づけた気が強かった3代目は、父が帰ってくると勢いよく吠えた。その吠え方で私達は「あ、お父さん帰ってきた」と事前にわかったくらいだ。犬はそういうことが本当によくわかる。

なので、必然的に一番時間に余裕がある祖母が面倒をみることになってしまった。いつもご飯を与え、水を取り替えてくれていた。「誰も面倒を見ない」とブツブツ言っていたが、やはり祖母は犬が可愛かったのだろう。祖母のおかげで犬達は我が家でも生きていけたように思う。

最初の犬はフィラリアで死んだ。末期になるまで気付かず病院に行ったときは既に手遅れで6歳で逝ってしまった。次のロッキーはとても賢い犬だったが、3年がたった頃、不細工なメス犬の後を追いかけて行ったきり戻ってきていない。そしてサン。彼は癌になった。最期は違う犬かと思うほどむくんだ顔で逝ってしまった。

これまでの犬と私達家族の関係はそんなものだった。
病気になっていても殆ど気が付かず、気付いた時は既に末期で死を待つだけだった。彼らは老犬になる前に死んだ。それが犬の寿命だとその頃の私は思っていた。

だが、今いるランはもうすぐ14歳で耳が遠く鼻もあまり効かない老犬だ。
私達家族の勝手な都合で彼女は長生きをしている。祖母は亡くなったものの、暇な人間が増えたから彼女にやっと視線が行くようになったのだ。フィラリアにかかってしまったものの、一年かけて治療を続け完治させ、今は毎年予防を忘れない。調子が悪いのもすぐ気が付く。だから、元気で長生きしているのだ。

今回、母と私が家を空ける為、はじめてペットホテルを利用した。
彼女が送られて帰って来た時、業者の人は「ご飯もよく食べましたし、元気でしたよ」そう言っていたが、彼女の顔には生気がなく、同じところをグルグル回ったり、体中にしっしんができていて明らかに様子がおかしい。食欲も殆どなく、今も大好きなおやつのジャーキーをちょっぴり食べるだけだ。彼女は文句一つ言わないが、人間の勝手な都合で見知らぬ所で3日間、ストレスを感じて生活をしていたのかと思うと申し訳なさでいっぱいになった。

そして、最近思う。
犬にとって長生きすることは幸せなことなのだろうか、と。
動物の世界の医療も、私が小学生の頃とは比較にならないくらい進歩している。
そのおかげで犬の介護問題まで取り沙汰されるようになった。

飼い主としては、もちろんいつまでも長生きしてそばにいて欲しいと思う。
だが、犬はどうだろうか?
人間の意志で、手術をされたり、オムツをされたり・・。
それでもやっぱり生きていたいと思うものなのだろうか?

一度、腹を割って話し合ってみようと思う。

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Posted by late_bloomer at 01:17Comments(10)

2005年09月22日

無鉄砲バンザイ

本当に久しぶりに旅行をしてきた。

パニック障害という病気になってからというもの、旅行に行きたい!という気持ちが殆ど起こらなくなってしまっていた。なるべく家にいたかったし、出かけるにしても県内がいっぱいいっぱい。遠くへ行こうとすればするほど、緊張感は増し、気が重くなる。実際、たった2時間程の車の旅行でも、調子を崩し、知らない土地の知らない病院で、点滴を打ったこともある。一緒に旅行に行く人に迷惑をかけてしまうし、自分自身も辛い。それに、翌日に出勤しなければならないというプレッシャーがあると、例え連休であっても、家でのんびりすること、これしか私には選択肢がなかったのだ。

今は仕事を辞め、いろいろなことから開放されている。母に付き添ってもらうことで遠出をする決心がついた。具合が悪くなったってかまうもんか。車で横になってるもよし、着いた先のホテルで寝てるのもよし。とにかく先のことなど気にしないでとりあえず行ってみよう!やっとそういう気持ちになれた。

殆ど自宅近くが行動範囲だった私にとって、今回の旅行はとてもとても有意義なものとなった。雄大な自然の素晴らしさに触れ、人の温かさに触れ、初めての経験をたくさんすることができた。途中、発作が起きそうになったが、急いで薬を飲んでしのいだ。何も起こらなかった。

パニック障害は、悪化すると予期不安に襲われ先のことばかり考えてしまい、身動きが取れなくなってしまう。私はそこから抜け出せなかった。今回は、その予期不安を頭から切り離し、開き直ることがやっとできた。私にとってそれはとても大きな前進だ。

今思うと、私はパニック障害になる前から予期不安を常に持っていたように思う。あまり休日を有意義に過ごせるタイプの人間ではなかった。休みだから開放されると言うより、頭の中はすでに月曜日から始まる仕事の事でいつもいっぱいだった。“あぁ、確か朝一であれやらなくちゃいけないんだっけ。絶対休めないな”そういう思いがいつも頭の片隅にあった。そうすると、外出するよりなるべく体力温存しようと考え、家でゴロゴロして休日を終えてしまう。その繰り返しだった。

私は、常に常に一歩先のことを考えていた。
“今”より、先にある予定を優先して行動する。“私の今”は常に先のためにあった。仕事や勉強、目標のためにはそれも必要なことだ。
だが私は、プライベートでもいつもその考えにそって行動してきた。予定は未定。いつも思い通りにはいかないものだ。予定が狂えば休日でさえもストレスになる。私は自分で自分にストレスを与えていたのだ。これもパニック障害になる要因だったのかもしれない。

今回の旅行を経て、先のことを考え過ぎない、それがどんなに大切なことかが身に染みてわかった。そして、予め想像していた事と、実際起こった現実が、いかに違うかということもよくわかった。そうして私の頭の中はとってもクリアになった。

先の事を考えるのは決して悪いことではない。
が、誰にも先の事はわからない。どうせわからないなら何も考えずとりあえず進んでみる。で、ダメだったら考える。それでもいいじゃないか。

若い頃はそれができた。
だが、いろいろ経験を重ねてくると、どうしても慎重になってしまい、何も考えずに行動するなんて無鉄砲なことができなくなってしまうものだ。
だが、あえて何も考えずに進んでみる、幾つになってもそれでいい時はあるのだ。

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ガクンとランク落ちちゃった。。

  
Posted by late_bloomer at 00:04Comments(19)

2005年09月21日

さぁ、帰ろう!

c98eae9a.jpg日本三大提灯祭りのひとつ、福島県の白河提灯祭りを見た。
四百年の伝統と格式を誇るという。23町内のそれぞれのみこしが、高くかかげられた提灯を先頭に町をねり歩く。
最大の見せ場は、そのおみこし達が阿武隈川を渡るところだ。
初めて見るその迫力に鳥肌がたった。
だが、私はほんの20分程で飽きてしまった。ダメじゃんねぇ。。
それからは、周りの話し声ばかりが気になって仕方がなかった。なぜなら、雑談が皆方言だからだ。ギャルもイケメンも方言だ。なんだかとても温かい気持ちになった。
皆、それぞれ自分の町に愛着を持ち、子供から大人まで一緒に参加していた。一体感があった。
だが、その反面、新しく出来た町はなかなか仲間に入れないという厳しさもある。伝統と格式を守る為には仕方がない事なのだろうか。。

私はこの旅で、地方暮らしの素晴らしさを思い知らされた。美しい自然、その恩恵をたくさん受けた豊かな食生活。
だがそれは、あくまでも観光客としての視点であり、もし、そこで生活をするのなら、やがて来る厳しい自然に耐え、土地に馴染む努力なしではやって行けないだろう。
修行は辛かったが、パソコンのない世界で生の情報をたくさん得る事が出来、とても有意義な旅となった。

さぁ、そろそろうちに帰ろう。
って言うか、修行じゃなくて、ただの観光旅行じゃん、ね。一体何が辛かったって?
それより、明日パソコン見るの怖いなぁ〜。私のブログどうなってんだろう?

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Posted by late_bloomer at 12:27Comments(4)

2005年09月20日

修行その2

f41b66eb.jpg生まれて初めて登山をした。まず、久しぶりに公共の乗り物、ロープウェイに乗った。たった2〜3分だったが、私にとっては超難関。ものすごく緊張した。だが、とりあえずクリアした。良し。
さて、次は登山だ。
私は、山を甘く見ていたようだ。ごつごつした岩ばかりの山は、ロッククライミング並で、両手を使わないと登って行けない。周りを見るとフル装備の登山家ばかりだった。2時間程で頂上に着くという。素晴らしい景色が見たい!そう思ったが、写真の通り、まだ平坦な所迄20分かけて登った所で、私はあきらめた。私に登山は無理らしい。。
修行の旅はまだ終わりそうにない。

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Posted by late_bloomer at 00:08Comments(3)

2005年09月18日

初モブログ

304e6186.jpg修行の旅に出た。「雪割橋」という美しい名前の赤い橋の上からの一枚。後一ヶ月もすると、見事な紅葉を見せてくれるという。
下を見ていたら、ふっと吸い込まれそうになった。優しい木が受けとめてくれそうに見えたのだ。なんて言ってたら、ここはホントに自殺の名所で、実際木にひっかかって助かった人も少なくないという。うひゃぁ〜〜!
合掌
修行の旅だ。明日は一体何が待っているのだろう。
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Posted by late_bloomer at 22:43Comments(6)