2005年06月30日

夢の続き

OLだった頃は、頭の片隅で気にしていた仕事のことが夢にでてきて、目が覚めた時、「あぁ、夢で良かった」と思う夢が多かったが、最近は「あぁ、夢だったのか・・。」と目覚めてがっくりする夢をよく見るようになった。これって幸せなことなのだろうか?

私と浅野忠信は同じ演劇部に所属する大学生。
彼と私が恋人役の演劇をすることになった。その稽古の為に高原で合宿をすることになり、演劇部の男女合わせて10人くらいが毎日寝食を共にし、稽古に励んでいた。
私と彼は、もともとただの部員同士だったのだが、お互いに役同様意識し始める。だんだん彼は自分の気持ちを私にぶつけるようになっていく。皆で食事する時、彼は必ず私の隣の席に座るようになり、「今日の演技とっても良かったよ。演技じゃなかったらもっとよかったのに・・。」などど口走るようになる。私はだんだん彼に振り回されるようになり、“こんなことじゃダメ。いい演技はできない。”と悩み、彼を避けるようになる。そんな私に彼はますます近づき、「どうして俺を避けるんだ!」と私の腕を力強く掴み、離さない。私はもう我慢できず、「あなたが紛らわしいことばかり言うから、私、心が乱れるの。演技に集中できないのよ!」と叫ぶ。すると彼は「俺はお前が好きだ。役のお前じゃなく、お前そのものが好きなんだ」と荒々しく告白する。それでも私は彼の気持ちが信じられず、彼の手を振り払って森の中へと走っていく・・・。

と、ここで目が覚めてしまった。あぁ〜。ちなみに私は浅野忠信のファンではないが、彼が出ているコミカルなCMが大好きで、あのCMだけは飛ばさず見ている。それで彼がでてきたのだろうか・・?

小学校の頃、好きだった男の子全員と女私一人で飲んでいる。
当時、濃い系のハンサムで、ちょっと気が強かった男の子はIT社長になっていて独身。その反対に癒し系のハンサムで、とても優しかった男の子は、陶芸家になっていた。私は、飲んでるうち、この癒し系君にどんどん惹かれていく。彼も私のことを意識しているのがよくわかる。彼は私の隣に座り、目を見つめにっこり微笑んだ。私達は二人でいろいろな話をした。ものすごく気が合い、穏やかな気持ちになった。“私はきっと、彼にもう一度出会うために生きてきたんだ”そう思った。彼も「僕はずっと君を待っていたのかもしれない」そう言ってくれた。もうこれ以上二人の間に会話はいらない。ところがその空気を振り払うように、濃い系の彼が「俺、そろそろ仕事に戻らなきゃ。皆はどうする?」と言い出した。私はその声を聞いて“はっ”と我にかえった。“癒し系君が独身かどうかまだ確かめていないじゃん、早く聞かなくちゃ。”一番はっきり真実を答えてくれそうな濃い系君を探した。だが、彼は見つからない。私はなぜか森の中を彷徨いながら彼を探していた・・。

と、またまたここで目が覚めてしまった。ちなみに濃い系の彼も癒し系の彼も小学校、中学校と同じ学校へ通ったが、クラスが変わってからは一言も話していない。もちろん、卒業以来一度も会っていないのだ。なのに何で出てきたんだろう?

この二つの夢の共通点は、いうまでもなく、私の思い通りに相手も想いを寄せ、近づいてきてくれる。だが、幸せを味わう前に目が覚めてしまって、“あぁ、夢か”で終わる点だ。

私の心の奥の願望が夢に出てくるのか、かなり自分にとって都合のいいストーリーで妄想に入り込んでいる。情けない話だ。それにしてもどうせ夢だったら、私にとって都合のいい結末まで見せてくれればいいのに。

でも、夢の中で幸せを味わうよりも、現実の世界で味わった方がずーっといい。夢の続きは起きてる間に味わうとするか。

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2005年06月29日

経験しよう、そうしよう

ここのところ相次いで2社から我が家に誤請求が届いた。2社とも通信会社である。先月A社を解約し、B社に加入した。それをきっかけに今までA社で契約していた光ファイバーを解約し、B社のダイヤルアップ使い放題945円に加入したのだ。そのからみである。

一件目は先日書いたA社のもので、本来の光ファイバー解約日より10日程遅い日付で、A社が我が家の解約日を設定してしまった為、実際より10日分高い金額で請求書が届いてしまった。私自身、解約の申し入れをした日付けをはっきり覚えていたので、「これはおかしいぞ」と気付き、すぐさまA社へ連絡した。幸いA社側もすぐ間違いを認めた為、正規の金額で請求書が再発行され事なきを得た。

二件目はB社からである。メールとたまの調べ物に、光ファイバーは必要ない。我が家に光ファイバーは豚に真珠。それになんてったって、ダイヤルアップの定額料金945円というのはすごく魅力的だ。迷うことなく変更手続きをした。そりゃ、最初は遅さにイライラさせられた。が、人間慣れるもの。今はかなり満足している。

ところが、B社からの初めての請求書は信じられないくらい高額だった。我が家では大問題になった。誰がこんなに電話を使ったのか?一瞬私はオヤジが怪しいところへ電話をしたのではないかと思ったが、よくよく見るとやはりインターネット関連らしい。またまた私は問い合わせすることになった。結局原因は、私がB社から教わって登録した番号が間違っていた為に、定額ではなく普通に料金がかさむ番号へつなぎ続けてしまい、高額料金が発生してしまったということだった。

この件ではB社ともめた。なぜなら、私がB社に問い合わせしてその間違った番号を教えてもらったと言う記録がどこにもなかったからだ。だが、一点だけ、B社しか知りえない情報を私が持っていたので、結局のところB社は間違いを認め、予定通りの945円で支払うことにおさまったのだ。やれやれ。

と、ぐちゃぐちゃと説明したが、何が言いたかったかというと、私は以前6年くらい請求関連の仕事をしていたことがある。そのおかげで今回の2件は、経緯は違うものの、請求の後処理が手に取るようにわかった為、非常にスムースに事が運んだのだ。人生どこで経験が生かされるかわからないものである。

どんな経験も無駄なものはない。
辛い経験であればあるほど、後になって自分を助けてくれるものだ。
だから、経験しよう、そうしよう。

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2005年06月28日

ひと夏の思い出

家から30分程歩くと海岸に着く。1970年頃までは、ここでも潮干狩りができた。穏やかな海で、天気が良い日は東京湾が一望でき、富士山まで見える。潮風は心地よく、夕焼けは見事だ。海水浴は禁止されているが、禁止されるまでもなく、残念ながら茶色く濁っている水の中へ入って行こうという気にはならない。

だが、私はこの海で海水浴をしたことが一度だけある。
高校3年の夏。私と同じくらいガタイが良くて、髪はいつもショート、いつも元気にガハハと笑うNちゃんと行ったのだ。
なぜ二人で海へ行こうと思い立ったのか、もう思い出せないが、おそらく思い付きだったのだろう。彼女と私はTシャツの下に水着を着て、一台の自転車で汗をダラダラかき、笑いながら海を目指した。誰も泳いでる人などいないだろうと思っていたが、同じくらいの年の男の子3人が先に泳いでいた。私達も早速水着になった。

その海は遠浅で、ブイが浮かんでいるところまで行っても、水はお腹の辺りまでしか来ない。泳げない私も一安心だ。二人でブイを抱えて浮かび、ギラギラした太陽をいっぱい浴びながら、「気持ちいいねぇ〜」と言い、いろいろな話をした。

夕方になり、そろそろ帰ろうかと足をつけようとしたら、なんと、全然届かない。知らない間にかなり深くなっていたのだ。砂浜が異常に遠く感じられた。Nちゃんと私はあわてた。監視員はおろか人などどこにもいない。

Nちゃんが言った。「泳いで戻ろう、大丈夫?」「・・うん。」私は、なんとか自力で帰ろうと思ったが、焦りもあり前へ進もうとしても全然進めず、ガブガブと水を飲み、またブイに戻ってしまった。「Nちゃん、私ダメ・・。」この時私の頭に死がよぎった。

だが、Nちゃんはそんな私とは対照的に生きる為に必死にだった。
まず、同じように浮かんでいた男の子3人組に声をかけた。「泳げないんです、助けてください!」と。しかし、男の子達も泳げないようで、「こっちも助けて欲しいです」と言った。私はもう頭の中が真っ白でブイにしがみつくことで精一杯だった。すると、意を決した顔でNちゃんが「私の肩につかまって!いい?なるべく足をバタバタさせてね」と言った。私は、泣きべそかきながらNちゃんに必死にしがみついた。彼女は私を背負って力いっぱい泳ぎだした。何度も沈みかけながら・・。

そして、とうとう砂浜へ辿り着いたのだ。その後、Nちゃんは男の子達も助け、私達5人は無事生還することができた。Nちゃんがいなかったらどうなっていただろう・・。彼女は私の命の恩人である。

そのNちゃんとは卒業後、しばらく疎遠になっていたが、結婚式の2次会に招待してもらったのをきっかけに、また時々会うようになった。
久しぶりに会った2次会での彼女は、別人のように変身をとげていた。私はスピーチを頼まれ、あの頃の彼女は、男前でがっしりしていて私を助けてくれたことなど話した。当時を知らない彼女の友人達は笑ったり、びっくりした様子で私のスピーチを聞いてくれた。それをみていたNちゃんは相変わらずガハハと笑っていたが、ロングヘアーでほっそりとした本当にとても素敵な女性になっていた。

その後、Nちゃんの旦那さんともすぐに仲良くなった私は、新婚家庭に遊びに行っては失恋話を聞いてもらった。Nちゃんは真剣に話を聞いてくれ、旦那さんは私達の為に料理を作ってくれた。私はこの夫婦が大好きだ。

それから数年後、Nちゃんと二人で会った時、彼女が恥ずかしそうに私に言った。「私さ、どうしたら旦那に喜んでもらえるかわからないんだ・・。」と。夜の営みについて相談されたのだ。私が「その気持ち、そのまま旦那に伝えてみたら?すごく喜ぶと思うよ」なんて返事をしたら、彼女は「恥ずかしくて言えない」とうつむいたのだ。なんて奥ゆかしいんだろう。私はNちゃんを抱きしめたくなった。旦那さんもそんなNちゃんが可愛くて仕方ないだろうと思った。

男にも女にも好かれる強くて優しいNちゃん。
夏がやってくると、毎年Nちゃんを思い出す。

ということで、“遊泳禁止”にはそれなりに理由があります。
ルールは必ず守りましょう。

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2005年06月27日

眼力を磨く

ある女の子が恋に落ちた。彼女にとって彼はまさに理想のタイプ。一生懸命仕事に打ち込み、ユーモアがあって、優しく、その上、ルックスも彼女好み。彼女はたちまち彼の虜になってしまった。彼女は「私、彼と絶対結婚する。彼の為に尽くしてあげたい」そう言っていた。

私は、彼がどんな風に優しいのか彼女に聞いてみた。
運転免許を持っていない彼とのデートはもっぱら電車で、別れ際、別々の方向に帰るにも関わらず、彼は必ず彼女側のホームで電車を待ち、彼女が電車に乗るのをきちんと見届けてくれるという。それから、約束をしてなくても突然「会いたくて来ちゃった」と言って会いに来てくれるそうだ。そして、会っている間彼は、愚痴などこぼさずいつも楽しい話をし、彼女を見て「本当に綺麗だね」と言って抱きしめてくれると言う。

だがその反面で、彼は「忙しい」と言ってはしょっちゅう約束を破り、彼女の友人とは会おうとせず、電話が好きじゃないからと言って電話は殆どしない。だが、優しい言葉をメールで送ってくるという。

この男、ホントに優しい男だろうか?

そりゃぁ、わざわざ駅のホームをまたいで見送られたら嬉しい。でもそれは、付き合いが長くなってもしてくれるなら、である。付き合い初めは誰だってサービス精神旺盛だ。そのくらいなら私でもできる。それから、たとえ付き合い初めでも突然会いに来るというのはどうだろう?私は困る。こちらにも用事があるんだ、そうそう「わぁ、嬉しい」とは言ってられない。それから、私は「綺麗だね」って言われるより「可愛い」って言われる方が断然嬉しい。“可愛い”には姿形だけでなく、もう全部含まれた愛情たっぷりの言葉だと思うからだ。そして何より極めつけは「忙しい」という言葉だ。どんなに忙しい人でも恋愛はしてるもの。本当に大切だと思う相手であれば、その日が忙しかったら違う日に約束するだろうし、忙しい時こそ大切な人に少しの時間でも会いたいと思うのではないか?私は、彼が彼女を大切にしているとは思えなかった。

結局二人は2ヶ月ほどで別れてしまった。
理由は彼に他に好きな人ができたから、だそうである。
彼女はあまりにも短い期間での突然の別れを受け入れ難く、しばらく立ち直れなかった。その間、彼は新しい彼女と付き合い始め、まもなく一緒に暮らし始めたそうだ。

彼女は私より10歳年下の、とても冷静で賢くて美しい女の子だ。
そんな女の子でも、恋をするとごくごく普通の女の子になってしまって大事な事に目をつぶってしまう。

女の子は、“自分勝手な優しい振り”と“愛情があるように聞こえる言葉”にうっとりしがちだ。かくいう私も10年前はそれに気付かず、たくさんのパンチを食らったものだ。

男も女も正直なもの。気持ちは行動に表れる。自分の好きになった相手が自分にとって、口先だけの薄っぺらい人間かどうか、是非、じっくり行動をみて判断してもらいたい。

10年経った今、私は、誠実で強い男を求めている。
果たして10年後、私はどんな男を求めているのだろう・・?

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2005年06月26日

私の武器

家の近所に化粧品のディスカウントショップがある。私は、化粧品はそこで買うことに決めている。そこへ行くと、もう欲しいものが盛り沢山でついつい予定外の物まで買ってしまう。だが、新製品を見つけて買っちゃったりすると、もうそれだけで自分のお肌が綺麗になった気持ちになれる。“早く家に帰って使ってみたいな”たまにお風呂が面倒くさいと思う私だが、そんな日はもうお風呂が楽しみでたまらない。お風呂に入って、洗顔して、新しい化粧水と美容液使いたい!と思うのだ。

そんな私も会社を辞めてすっかりお化粧をする機会が減った。そして、それに伴いコンタクトを使うよりメガネを使うことが多くなった。スッピンにメガネって本当に楽チン。犬の散歩や近所の買い物、ウォーキングやゴルフの打ちっぱなしに行く時などは、み〜んなスッピンにメガネだ。

こう書くと“終わった女”だと思われそうなので名誉の為に付け加えるが、スキンケアは徹底して毎日かかさずおこなっている。化粧水をつけ、美白クリームを塗り、アイクリームをつける、それから毛穴引き締め美容液を使い、唇の周りにはリンクルケアをし、全体にUVケアをつける。仕上げは眉を描きビューラーでまつ毛をあげて終了。これが私のスッピンだ。

スッピンに自信は全くない。ただ、肌の為にできるだけファンデーションをつけたくないのだ。確かにファンデーションをつけ、チークをちょっとのせるだけで随分見違える。だが、犬の散歩に行くのに、それが必要だろうか?スポーツすると汗をかき、ゴルフのクラブを振り回すと袖にファンデーションがついてしまう。それでもお化粧した方がいいのだろうか?やっぱりスッピンの方が合理的だと思うのだ。

だが、犬の散歩をしていてもきちんとお化粧してお洒落している人はたくさんいる。そういう人の犬はお洋服を着てたりする。彼女達は、決して私に声をかけてこない。“価値観の違い”を感じるのだろうか。私に声をかけてくれるのは、おじいちゃんかおばあちゃん、または近所の犬好きの子供だ。「あぁ、ランちゃんも随分年取ったねぇ」「はい、もうちっとも歩かなくって」なぁんて会話で和やかな空気が流れる。気取りや見栄はそこには一切ない。

ゴルフの練習場でも完璧にお化粧してる人達が殆どだ。そんな中スッピンでメガネをかけて、一心不乱に練習していたら、ジョニーという素敵な先生が声をかけてくれた。そこにはただ「上手になりたい」「上手になって欲しい」この気持ちが重なっただけだ。お化粧もコンタクトも全然いらない。

だが、男性の多くは、メガネをはずしコンタクトをし、お化粧している若くて綺麗でお洒落な女の子を好むだろう。だが、若くて綺麗なだけの女は世の中たくさんいる。そして増え続ける。そんなのと勝負したって勝てるわけがない。

だから私は、メガネとスッピンに磨きをかけ、異常に長い舌とか、別れた男全員が「私の一番良かったところは?」と聞くと「おもしろいところ」と即答してくれたように、私にしかないモノで勝負していこうと思う。

と、グチャグチャ書いたが、やはり私は手抜きをしているだけだろうか?

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2005年06月25日

お願い

私は夏生まれだが、夏が苦手だ。なぜなら私は汗かきだからである。これまで私より汗かきの女を見たことがない。いや、ある。産みの親、母だけだ。。

小学生の頃、夏になると、私は、毎日母に背中にタオルを入れてもらっていた。ランドセルであせもができるのを防ぐ為だ。学校へ着いたらそのタオルをとる。シャツはサラサラで気持ちよかった。これは、まだ汗かきの辛さがわかっていなかった唯一の良い思い出である。

大人になると、そんな悠長な事は言ってられない。そりゃいろいろと困るのだ。

まずは、お化粧だ。クーラーをガンガンきかせた部屋でないとお化粧ができない。少しでもクーラーのききが悪いと、化粧水だか汗だかわかんなくなってしまうし、もちろんファンデーションなんてぬれやしない。冷え冷えの部屋でしか化粧ができない。

会社でももちろん困る。大抵の女性は冷え性で寒がりだ。皆、エアコンの温度を上げてくれと言う。私も女だ。仲間入りしたい。でも暑い。仕方がないから会社の机の上に、卓上扇風機を置いた。皆が寒がっている時でも私の小さな扇風機はフル回転だった。そんなことしちゃ暑がりなのはバレバレだった。

世の中には全然汗をかかない人がいる。真夏でも涼しげな顔をして着物を着ていたり、長袖の白いシャツをさらりと着こなしていたり。そういう人は汗なんて全然かいてない。私の憧れの存在だ。毎年、いつかあんな風になりたいと思う。だが、60を越えてもなお顔面汗まみれの母を見て、一生無理なんだと思い知らされる。死ぬまで汗かきか・・。

困るのはもちろん夏だけではない。秋口に季節先取りなんてお洒落は私には不可能だ。本当に涼しくなるまで濃い色の半袖を着て誤魔化すしかない。秋こそお洒落が楽しめる、そんなこと誰が決めたんだ。

そして冬でも汗かきは油断できない。
例えば、たくさん着込んで駅まで猛ダッシュして電車に飛び乗る。電車の中は暖房がガンガンにきいている上、人の熱気もムンムンだ。30分位汗は止まらない。そんな時が一番恥ずかしい。皆が「この寒いのに、なんで汗?」と言っているようだ。そう思えば思うほど暑くなり汗は止まらなくなる。居心地悪い。。

そんな私が唯一寒がりを装えるのは、自分より汗かきの男の人の車に数人で乗る時だ。その車の中は間違いなくクーラーがガンガンききまくっている。その時だ。私は、誰よりも先に「さむ〜い!!」と言うのだ。誰よりも先にだ。そんな時私は“あぁ、きっと皆私の事寒がりって思ってるに違いない”そう心の中で喜び叫ぶ。至福の瞬間。

汗をかかない皆さん、どうか私達汗かき仲間を許してください。
私達は、好きでダラダラ汗をかいているのではないのです。自分でも溢れ出る汗を止められないんです。もし、あなたの近くで一生懸命汗を拭いている人をみかけても、決して“臭そう”なんて思わないで下さい。その人は誰よりも暑さに苦しんでいるのです。

ただ、そっと距離を置いてくれればいいんです。人の体温でますます暑くなってしまうから。そして、やっぱりちょっと臭うんです。。

追伸;暑い中、暑苦しい文章でごめんなさい。

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2005年06月23日

余裕、余裕

姉の住むスイスへ遊びに行った時、近くの湖のほとりに建つお城に連れて行ってもらった事がある。特に城に興味があったわけではなく、観光名所だというので「一応押さえておく?」位の気持ちで見に行ったのだ。
姉は何度か来た事があるらしく、ところどころ説明してくれたが、なんてったって階段が多い。ヒーヒー言いながら上るのが精一杯。お城から見える湖は素晴らしく美しかったが、とにかく疲れた。足が痛い。母は、口をへの字に曲げて座り込んでいた。私達姉妹はその顔マネをして母をおちょくった。もっと楽しい顔できないもんかね、まったく・・。

そのお城で姉は今、ツアーガイドの仕事をしている。
姉なりに説明に工夫を凝らし、ネタを仕込んで笑いをとったりしているらしく、始めた頃は、「笑ってもらったりしてるし、日本人が多く来るから、日本の話も聞けて楽しい」と言っていた。

スイスは夏にかけてがベストシーズン。多くの観光客が訪れる季節だ。そうなると団体さんも人数が多くなり、姉は一度に50人位を相手に説明しながら城を上っていくらしい。聞いてるだけで足が痛くなりそうだ。

お城の中は入り組んでいて、場所によっては姉が扉を手で押さえて御一行様をお通ししなければならない。50人がそこを通り過ぎるにはかなりの時間がかかる。もちろんそこは日本人の貸切ではないわけで、他の国の人々も来ているのだ。彼らはニコニコしながら日本人の団体が通り過ぎるのを待ってくれているという。そういう時姉は、御一行様に「ちょっと通してあげてもらえますか?」とお願いするそうだ。だが、そんな言葉にちっとも耳を貸さず、我先にと通ろうとする日本人がいかに多いかとても嘆いていた。だが、もちろん、日本人の中にも、周りを見る事が出来る人もいて、「どうぞ」と言って、その個人で訪れている他の国の人に道を譲ってくれるという。

譲れることのできるタイプの人は、姉の説明にもきちんと耳を傾け、笑う場所ではきちんと笑ってくれるそうだ。その人たちに共通する点は、皆、身奇麗にしていて、余裕を感じさせることだと言う。おそらくどこへ行っても彼らは、その場その場をきちんと楽しみ、他人への気配りができる人なのだろうと思った。

ヨーロッパにはツアーで行く人が多い。しかもスケジュールは過密だ。中には自分が好んで行く場所ではないところもあるだろう。だが、逆にそういうところへは、一生行く機会がないかもしれないのだ。だったら、例え意に反する場所へ連れて行かれたとしても、その場所のことを知り、ひとつでも多く思い出を残したほうがいいだろう。

スケジュールをこなすべく、一目散に前へ進むなんて勿体無い。どこへ行っても周りに気配りができて、楽しむことができる余裕。そういう余裕を持って旅行を、いや人生を楽しめる歳の重ね方をしていきたいと思う。

私も、もう一度あのお城へ行ったら、もっと違った感想が持てるかもしれない。そのチャンスがまた巡って来ればいいのだけれど。

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2005年06月22日

感動よ、再び

私が生まれて初めて映画館で観た映画は、「キングコング」
年末に大掃除のことで両親が大喧嘩をし、母から外出してくれと懇願され追い出された父が、私と弟を連れて行ってくれたのが映画館だった。

父はもともと映画好きで、今でも週に一回は映画館へ足を運ぶ。サラリーマン時代には、映画館へ行って映画を観ることなどなかっただろう。リタイアした今、シニア料金で気ままに映画鑑賞を楽しんでいるようだ。

その父が、小学生の私と弟に「キングコング」を観せたのは、私達の要望を聞いたのではなく、父自身が観たくて選んだのだろうと思う。なぜなら字幕映画だったからだ。幼い上、お世辞にもお勉強ができるとは言えない弟が、漢字を読み映画の内容を理解できるとは、私には思えなかった。父はそんなことにはおかまいなし。だから、私は弟が心配で、映画の途中何度も弟の顔を観たが、彼は真剣に食い入るようにスクリーンを見つめていた。

「キング・コング」は心を打ついい映画だった。
私はとても悲しくて切ない気持ちになったのを今でもよく覚えている。映画館を出た後も、しばらくその気持ちから抜け出せなかった。弟と感動を分かち合おうと、「おもしろかった?」と聞いてみると、弟は「よくわかんなかった」と言った。やっぱり・・。画面を追うのが精一杯だったに違いない。せっかく父がいい映画を私達に見せてくれたのに、それを小さいが為に理解できなかった弟がかわいそうに思えた。が、弟は、30歳を越えた今でも映画をレンタルする時は、吹き替え版を借りている・・。

その後、映画に触れる機会がないままに月日は流れ、高校を卒業したくらいだっただろうか、「ハチ公物語」を、男女含めた6人くらいで観に行くことになった。私は、桜の花びらが舞う中、まだ元気だった頃のハチが走る姿が出てくるシーンにやられてしまい、涙がこぼれそうになるのを必死で我慢した。なんせ、皆犬好きで、「泣いたら負け」という決まりで観にいったものだからそりゃもう必死でこらえた。でも、周りからも鼻水をすする音が聞こえてきたし、暗い映画館から出た時の皆の目は真っ赤だった。この映画にもグっと引き込まれてしまった。皆心の中で“ハチ、先生はもういないんだよ”と叫んでいたに違いない。

その後も犬を題材にした映画をいくつかみたが、ハチを越える映画にはまだ出会っていない。もう犬に関する映画はみたくないと思うほどがっかりすることが多いのだ。

最近は映画館の数もぐっと増え、指定席制度が当たり前のようになり、昔のようなうらびれた感じの映画館はすっかりなくなった。サービスデイもいくつかあって、平日の昼間でも人はたくさん入っている。映画の公開数も増えたであろう。そのおかげで、私も映画館へ足を運ぶ回数はぐっと増えたのだが、「キングコング」や「ハチ公物語」を観た時のような感動を味わうことはここのところ殆どない。

宣伝が巧妙なのか、前評判に惑わされてしまっているのかよくわからないが、大抵観終わったらすぐ内容を忘れてしまう。私の記憶力の悪さもあるだろう。もしかしたら私自身が、汚れてしまって純粋な心を失い、感性が鈍ってしまったのかもしれない。
しかし、幾つになっても心を打つ映画は覚えているものだ。

あの感動をもう一度味わいたくて、今もせっせと安い日を狙って映画館へ足を運んでいる。

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2005年06月21日

言葉力

私は美しい日本語が大好きである。小さい頃から言葉そのものに興味があった。四字熟語とかことわざとか結構好きで、勉強と言う感覚はあまりなく、「へぇ〜、おもしろいなぁ」などど思いつつ、覚えては使うチャンスを狙ったものだ。

言葉に興味を持って育ったおかげで、私は綺麗な言葉を使える大人になった。「お座りになって」が間違いで、「お掛けになって」が正解だって知ってるし、「とんでもございません」が間違いで、「とんでもないことでございます。」が正解だってことも知ってたりする。

だが、そうそういつも綺麗な言葉を話すわけじゃぁない。私の使う言葉はかなり差がある。家でくつろいでる時に、あれやれ、これやれと母に言われれば「うるせぇー、クソばばぁ」なんて言うし、女同士で会話する時は「超うざい。マジ臭いんですけど」とテンポの良い言葉を選んだりする。ピシっとした格好をして目上の方とお話する機会があれば、姿勢をピンと正し、動作もしなやかで、口からは美しい言葉がこぼれ出す。あぁ、なんて美しいんだ。自分で自分にうっとりだ。

基礎をきっちり押さえ、使う場面を考えてアレンジすることができれば、いつも頑張らなくたっていいのだ。

「ありえなくねー?」と大声で喋る女子高生を見ると、心の中で“それが仲間うちだけで使う言葉だって知ってるのよね?”と短い制服のスカートからパンツが見えないかチラチラ見ながら思ってしまう。彼女達には、これから輝かしい未来が待っている。どうせなら美しい大人になってもらいたいじゃないか。

何も高校生に限ったことではなく、大人でもきちんとした言葉を使えない人はたくさんいる。これは品位がどうのではなく、もっともっと大きな問題になる。

先日、私宛に金額が間違っているだろうと思われる請求書が届いた。インターネットの光ファイバーを解約したのだ。その際の説明では、解約の連絡した日までを日割りで清算すると言っていた。が、実際届いた請求書には、私が解約を申し入れた日付ではなく、業者さんが撤収工事に来た日付になっていたのだ。これはおかしい。早速確認をしようと大手通信電話会社に電話をした。応対した相手は40代〜50代位だろうと思われる男性だ。私が、とても丁寧だがねっちりした口調で事情を説明すると、彼は歯切れの悪い返事をした後、「はぁ、では、こちらから折り返しお電話すればよろしいでしょうか?」と言ったのだ。

丁寧な言葉を使ってはいるが、言葉の使い方そのものが間違っている。“誤請求をしたのはそっちだろ。お電話すればよろしいでしょうかだと?そんなこと自分で考えろー!”と思ったので、私は、丁寧に美しい日本語でその間違いを訂正しつつ、そのオヤジを脅した。彼にはもともとやる気がなかったのか、突付かれて目が覚めたように、あたふたしながら言い直していた。あんな大企業の窓口にもなりうる電話にあんな言葉遣いの人がいるなんて、かなりがっかりした。

言葉の持つ力は思ってるよりずっと大きい。
品のない言葉を使えばそれなりの扱いをうけてしまうし、おざなりな言葉で仕事をこなしていれば、その人のせいで企業そのものまでもが疑われてしまう。

ということは、言葉遣いさえきっちりしておけば、ほんとの自分より一段上に見られることだって可能だということだ。この際、日本語、もう一度見直してみませんか?

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2005年06月20日

食で見抜く

私は早食いでたくさん食べる。意外と繊細なので、何かあるとすぐ食欲が減退するのだが、何もない限りは本当にパクパクとよく食べる。だから、男の人も好き嫌いなくたくさん食べる人が好き。なぜなら生命力が強くておおらかで逞しさを感じるからだ。

数年前私は「ねぇ、誰かいい人いない?」と所構わず聞きまわっていたことがある。そんな時、友人のひとりが心当たりがあるといって連絡をくれた。「あなたより3つ年上で、上場企業に勤めてて高収入、背も高くて、スポーツマンなの。日焼けしててなかなかのハンサムよ」と言うじゃないか。“やっぱり縁ってあるもんだなぁ、これが最後のチャンスかもしれない。いや、待てよ?そんな好条件の男がなんで一人?、何か裏があるんじゃないか?”と思い「うっそ。そんな人がどうして今まで独身なの?」とさらっと彼女に聞いてみた。すると「う〜ん、実はバツイチなんだ。子供はいないんだけど・・・。どうする?会ってみる?」

その頃、もう既に私の周りには何人か離婚している友人がいて、彼女達を見る限り、人格的に問題なんか全然なくて、離婚に至ったのは、相性が悪かっただけだと私は思っていた。だから「バツイチ?全然平気。よろしくお願いします」と彼女にお願いすることにした。

そして最初のデートの日がやってきた。
まずはランチから。ホテルのビュッフェへ行くことになった。
私は貧乏根性丸出しで、端から端まで一品でも多く食べて元をとろうとめいっぱい食べた。彼はそんな私を見て「よく食べるねぇ。見てるだけでお腹いっぱいだよ」と言った。よく考えてみると彼は殆ど食べていなかった。

2度目のデートは海へのドライブ。
彼はピカピカのボルボに乗ってやってきた。“いいじゃ〜ん”ところが、信号で止まると彼はさっと車を降りて窓を拭いた。“どこが汚れてるの?”というミクロの汚れを青信号になるまで一生懸命拭いていたのだ。相当綺麗好きらしい。まぁ、物を大事にするのはいい事だ。
そして、海へ着き、私がバック一つで降りようとすると「お弁当は?」と彼は私に聞いたのだ。“手作り弁当のことか?そんな約束してないけど”「ううん、持って来てない」料理が苦手な私には、海→お弁当なんて図式はまったくない。すると彼は「またぁ、うそでしょ、ほんとに?」と言うのだ。嘘をついてどうなる。「ほんとにないです・・。」と言うと彼はちょっと呆れていた。私も呆れた。

3度目のデートは横浜へ行った。
お昼は高級中華料理店に連れて行ってもらった。中華は取り分けて食べるもの。彼があまり頼まないので私も遠慮して、ちょっとだけ食べてお店を後にした。そして夜は、広尾の素敵なお店でお食事だった。こういうお店が好きな女の子は多いだろう。だが、私はお店のお洒落度はあまり気にしない。おいしくてそこそこ量があって、妥当な値段のお店が好きだ。その広尾のお店はとにかく素敵だった。お客さんも素敵な人たちばかり。お料理もおいしかった。が、昼間の中華よりさらに量が少ない。それでも彼は「もうお腹いっぱい」と言った。

4回目のデートは、彼の住んでいる街を案内してもらった。
彼は新興住宅街の分譲マンションを結婚を機に買ったと言う。そのマンションを見て欲しいと言われた。彼はプライドが高い。私はマンションに行っても何もないだろうと思い彼についていった。こじんまりとしたマンションで、男の一人暮らしとは思えないほど綺麗に片付けられていた。食器は一人暮らしとは思えないほどたくさんだ。“そっか、この人はここで新婚生活送ってたんだな。。”

彼は洗濯物を取り込み丁寧にたたみながら、私に「お茶入れてくれないの?」と言った。“初めて来たうちでもお茶って私が入れるのか?”私はきっとそういう顔をしていたのだろう。彼は「いいよ、僕が入れるから」と言い「実はね、今日はマンションの組合に参加したかったんだ。で、君にその間この部屋で待っててもらおうと思ったんだけど、中止になったから。どこか行こうか」と言った。彼は、マンションを見せたかったわけでもなく、私を押し倒そうとしたわけでもなく、自分の予定の一部に私を組み込みたかっただけだったのだ。

私は彼に離婚の理由を聞いた。彼は「結婚する時、お互いそれぞれ自分の時間を大切にしようって話し合ったんだ。最初は良かった。だけど奥さんの方がだんだん一緒にいる時間が欲しいって言い出してね。それで、彼女は会社の人に相談するうちその人を好きになってしまったんだ。寂しかったんだと思う。それに気付いてやれなかった僕が悪いんだ。」と教えてくれた。なんとなくわかったような気がした。

彼は本当に背が高くてハンサムでお金持ちでケチでもなくてスポーツマンだった。だが、ご飯をちっとも食べないし、冬は電気毛布がないと眠れないと言う。そんなのやだ。そして何より、彼が求めていたのは、家庭的で素直に彼に従う子だ。私じゃない。私はいつも意見を言うし話し合いたい。ところが彼と一緒にいると自分の意見が言えなくなってしまう。なんとなくいつも彼は不機嫌そうで、私は彼に心を開けなかった。

最後のデートの時、私は殆ど話すことがなくなってしまった。もともと彼はあまり話をしないので、車の中も食事中も沈黙が続いた。全然盛り上がってない。それを感じていればお互いダメだなと思うはず。だが彼は別れ際「結婚を前提にお付き合いをしてください」と私に言ったのだ。やっぱり私は彼とは理解し合えない、そう思った。

そして私は、「ありがとうございます。でも、私、もっとたくさんご飯を食べる人が好きなんです」と言って彼の申し出を辞退した。彼は一瞬何のことだかわからなかったようだが、しばらく考えた後「わかりました」と言ってあっさり帰って行った。

気持ちをぶつけ合えることと、食事の相性はとても大切だ。気取ったお店で少ししか食べられない人生は私には考えられない。言いたいことを言いながら、高級なお店でたくさん食べられる人生なら大歓迎なんだけど。

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Posted by late_bloomer at 18:16Comments(7)TrackBack(1)